表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/18

11

シャルロットはベッドに横になり、日記の最後のページに書かれていたことについて考えていた。



そこに書かれていたものとは、


━━━━━━━━━━━━━━━━


・前世の記憶

・18禁乙女ゲームの世界


シャルロット、ハロルドの容姿好み

好きになってハロルド義妹レイチェルを

いじめる 断罪→修道院→拉致監禁



・シャルロット、悪役令嬢

→わがまま ×

目立たない、地味 ◎

誰もいじめない!


・ヒロイン、レイチェル

─────

└転生者

ハロルドルート


・テオドールバッドエンド

回避!!!!

幼少期にいじめない!

良好な関係を!!!!

バッドエンド →16歳で結婚

監禁やばい



乙ゲー知識曖昧

レイチェル、転生者 詳しい



ハロルド → レイチェル

両思い



好き

シャルロット → ハロルド

嫌い



ストーリーと違うこと

・15歳 ハロルド出会う 結婚

・16歳 エリック授かる



━━━━━━━━━━━━━━━━


と、メモ書きのように書かれていた。



転生者?悪役令嬢…ヒロイン……

なんのことかしら…


でも、以前の私はシャルロットの未来を知っていたようね…?

ハロルド様と結婚しなかったテオドール様と結婚してたってこと……?




日記にもメモ書きにもレイチェルさんがハロルド様のことが好きで、ハロルド様もレイチェルさんが好きって書いてあった…




でもハロルド様は一目惚れだって…

……ハロルド様は日記を少し読んだって言ってたけどどこまで読んだのかしら。





翌日。



シャルロットは、庭でお茶をすることにした。横ではエリックが遊んでいる。



エリック…可愛いわ。

自分のことを母親が忘れたら、こんなに幼いもの、とても寂しいわよね…。かといって、記憶が戻ったように振る舞うのも、子供は敏感だからだめね。



そうね、やっぱり…



「エリック。ごめんなさい。まだ思い出せないの。でも…エリックとの時間を増やしたいし、仲良くなりたいわ。エリックが良かったら…以前のように夜は一緒に寝たいのだけれど………どうかしら?」



エリックは目を見開いた。



「……リック。リックだよ!お母様はリックって呼んでた。……覚えてないのは寂しいけど…お母様と一緒に寝たい!!」



エリックは嬉しくなりシャルロットに抱きついた。

シャルロットはそのままエリックを膝の上にのせ、一緒にお茶を楽しんだ。



ハロルドは昨日1日エリックと遊んだため、昨日の仕事の分も今日やることになり書斎に籠っている。


シャルロットは執事に仕事が終わったら話したいとハロルドに伝えてもらった。




ハロルドがシャルロットの部屋を訪ねてきたのは、夕食も終わり、シャルロットがエリックと夕食後のお茶を楽しんでいる時だった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ