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ヨハンのお宝
ヨハンが作業を手伝いだす。
少しぎょっとしながら、ヨハン隊も手伝う。
「どうなさったんです?」
「何かが変わった気がしたんだ」
「ふぅん・・・」
「なんだい?」
マル―ン隊、三人。
「「「ふぅーん・・・」」」
ヨハンがぽつりと言う。
「わたしは、わたしは・・・わたしは・・・」
「「「我々ヨハン隊は、あなたを家族のように思ってるんですよ・・・?」」」
「なんだってっ?」
ヨハンが声をあげながら、その場から動けなくなる。
「「「樹海について合流したら、言うって三人で決めていたのです・・・」」」
「なんてこった、おい、僕の身体、動きたまえよっ」
ぎこちない動きでヨハン隊に振り向き、そして自分のネックレスをとるヨハン。
「これをお前に」
今度もまたぎこちない動きで、ピアスをとるヨハン。
「これをお前に・・・」
ヨハン隊がヨハンに抱きつく。
「僕達の命より大事な家宝なのにっ」
「僕達を選んでくれたんだっ。僕達も愛していますっ」




