表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/34

よもやきょうだいを討とうとは


『やあっっ』


 前方にいた三人が斬られ、倒れる。

 腰を抜かした仮面をつけた者が、じりじりとうしろへと退って行く。


「待て、待てっ、話せば分かるっ。私は女だっ」


 仮面を取ると、その人物は確かに女だった。

「見逃してたもれっ」


「よもやきょうだいを討とうとするとは・・・」


「ギリスは王位継承権を持っている者の中で、一番の稀代っ、嫉妬する気持ちも分かるだろうっ?なっ?なっ?」


 マルーンは言い切った。

「分からぬ」


 言葉を失くす姫。


「おのれっ・・・おのれっ」


 姫は後退しながら立ち上がると、茂みの中へと逃げて行った。


「追いますか?」と、アトシ。


「いや、深追いはするな。あの者にはもう、王位継承権はない。オンエナに帰れるかどうかも分からぬ」


「・・・分かりました。納得したことにします・・・」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ