表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
 江戸と刀と家庭事情  作者: 秋穂
一章 日々
3/9

日々

「あぁ…負けちまったよ…」


「俺に勝つのは何年後になるんだろうな?」


 流石にやりすぎたとは我ながら思っている。

 でも、こいつ……………弱すぎるんだ。


「ほんっと清忠って、剣どうしてる時だけ人が変わるよねぇ。

 だって、突き打ち落とし面とかだまし技まで使って…

 大人げないよね…」


 お志津…俺にも取り柄が一つぐらいあってもいいだろ!?

 と、言うか。


「剣道をこよなく愛している俺に、剣道を抜いたら何が残るっていうんだ。

 自慢じゃないが剣道以外の事は一切、できない自信があるぞ。」


「…ただのクズ(ボソッ」


「あのさぁ、越久。聞こえているんだが…」


 越久の毒舌は治らないものなのか…現代の医学でも。

 つい最近、”麻酔”というものができたらしいし。

 年号で言うと宝暦の1760年だったか…。それくらいにできたらしいが。

 今から言うと、丁度10年前に当たる。

 と、まぁそんな事正直どうでもよくって…、

 俺がショックなのは、越久が聞こえていたのか!

 と、言わんばかしに驚きで顔を埋め尽くしている事だった。


「…チッ…、ばれてしまった。」


「仕方ないよ。越久。清忠のクズさ加減は、現代の医学では治らないんだから。治ったら、奇跡と称せれるでしょうしね。」


 さっきまで巻物読んでたくせに…いらない所で入ってくる奴だなあ。


「それは、流石に言いすぎではないか?お志津。」


「言いすぎかなぁ?」


 というか、達が悪いなぁ。なんか目はきょとんとしているのに

 顔がニコニコとしている。


「仕方ない。清忠を木刀で一回叩いたら許してやろう。」


「俺になんのメリットもないんだがっ!?」


「気にすんなって、俺たち男の仲だろ?な?」


 しかも、言う事を聞かない子供を相手してるように言われた。

 これでももう、16歳なのになぁ…。


「清忠君…」


 おっ…京が助け船を出してくれるのか!


「来世でお会いしましょ?」


「俺は死ぬ前提なんだな。」


「……殺すとは、誰も言ってない。」


 もう、こいつらの言葉に期待するのは止めよう。


「……いたぶるだけだ…。」


 ほらな?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ