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日々
江戸の町を駆け抜ける…
別に、罪を犯したなんてそんな事は一つもしていない。ただ待ち合わせをしているだけだ。
そんなか、シトシトと空から急かせるかのように、小さな水の粒が落ちていく。
さて、どうしようものか…時間から、3分ばかり遅れている。
「おっそい!何してたの!?」
「すまない、ちょこっと道場に寄っていたのでな。」
そこには俺を除いて、4人を待たせていた。
「まぁ、いいんじゃないか?清忠が遅れるのは、もう決定事項なんだし。」
失礼な。
「失礼という言葉を知っているのか?お前たちは。」
俺の言葉を完全無視という形で受け流し、全員が全員。
のんきに歩いて行く。
正直、堅苦しいのが大嫌いだ、だから構わないはずなのに何やら、さみしい。
「今度こそ僕が、清忠を剣技圧倒させて見せる。みとけよ!」
「何年後の話をしてるんだ、利紀由。」
「もちろん今さ。」
こんなかる愚痴をたたき合い、のびのびと暮らしていたのに。
あの時俺がきちんと時間通りに来ていれば。
そう思ってならなかった。




