雨の日の人
窓の外を見ると、今日も雨が降っている。雨が降ると私の心は曇り空。特に今、梅雨の時期はかなり憂鬱だ。髪は直らないしジメジメしていて。早く秋にならないかなと思うけど、最低後二ヶ月くらい経たなきゃ秋は来ない。しかも秋に変わる通過儀礼で台風がある。やっぱり憂鬱だ。
雨のせいだろう。微妙に灰色な空気の中、授業を受けている。雨だからか今日はそこまでは暑くない。梅雨なんて、無ければいいのに。そう思うけど自然には誰も逆らえない。受け入れるしかない。あー、ホント、こんなくだらない事ばかり考えてるのは、きっと雨のせいだ。
雨が降っている。たまにポツンと滴が垂れる。雨垂れは石を穿つと言うけれど、果たして雨は石を穿てるのだろうか? 国語の授業って、別に真面目に受けなくてもある程度点数は取れるよね。でも英語は日本人には合わないと思うの。でも国際化だからなあ、仕方ないのかなあ。
無数の白い線が地面を襲う。地面は白い線に侵され液状の鏡を作り、草木はその身にシャワーを浴びる。ただしとしとと、雨が降っていた、灰色の雲からどこからと、音もなく。なんとなく憂鬱で、なんとなく地味。そしてなんとなく綺麗な気もする。
あー……、俺はいったい何を考えているんだか。早く授業終わんねえかな、英語なんて何の役にたつんだよ一体。政府でてこい政府。
雨だ。今日も雨。水の匂いだ。大半の人は嫌いだろうけど、私はこの季節のこの教室の空気が一番好き。少し水っぽくて、だらっとしていて。鬱のせいで緩い空気がゆったりと流れる、この季節が一番好き。ずっと雨ならいいのにね。
雨が上がった。雲は無くなり太陽が西空から顔を出し、水溜まりが蒸発するために不快指数が今絶賛上昇中。この湿気と暑さの中を帰れとか、何かの拷問だと思う。でも私なんかしたっけ?
制服は汗でじっとり肌に絡みつく。動きにくいことこの上ない。今ガソリンスタンドの脇を過ぎた。家まであと半分、私は果たして生き残ることができるだろうか? そういえば冷凍庫にアイスあったよね。早く帰って食べたいけども、あー、制服と湿気と暑さ鬱陶しい。不快指数が上がってるせいで歩調は遅れ気味、時間の体感も緩やかになってるけど、これを我慢すれば、これを我慢すれば冷房装備の我が家に……!
……あーでも節電だっけ……。スカイツリーの電力私の家に回してよもう。
どうもおはこんばんちわ。梅雨で死にかけてる頼道三歩です。
今回は梅雨なので雨の日をだらだら書いてみました。オチもなにもないつまらないしくだらない話ですが、何か感じるものがあればそれが正解です。
にしても本当梅雨って嫌ですよね。カビ生えるし、虫にカビ生えるし、食べ物にカビ生えるし。ってカビしかないですね。わたくし今年はいまだにカビを見ていませんが、きっと食パンマン様は大変な筈です。カビルン○ルン恐るべし。
ここまで読んで下さった皆様、こんな意味不明なやつを読んでいただきありがとうございます。またどこかでお会いしましょう。さようなら~。