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15/15

俺と飴玉笑顔

またもや短いです。ごめんなさいm(_ _;)m

「おい、何をしてる!」


 俺が酔っぱらいをぶん投げてから少しして、警備係らしき人が二人近づいてきた。


「連れがこの酔っぱらいに絡まれてたので救出しました」


 自分から前に出て正直にこたえた。嘘言ったって意味ないだろうし、野次馬が沢山集まってたから証言は問題ない筈。


「ん?酔っぱらい・・・って、うげぇ」


 酔っぱらい(汚物)を発見して露骨に嫌な顔をする二人組。さーせん。


「疑うならまわりの連中にも聞いてみてください。一部始終見てる筈なので」

「そ、そうか。いや、わかった。ただ、一応後で詰め所まで来てくれ。事情聴取は必要になるんだ」

「わかりました。街に入ったら伺います」


 酔っぱらいを回収して帰っていく二人組を見送ると、ノエルが俯きながら袖を摘んできた。


「どうした?」

「・・・その、ごめんなさい。面倒事に巻き込んじゃって・・・」


目尻に少し雫をためながら細い声でそう言うノエルからは、ズーンと沈んだ空気を感じる。いかん。なんかよくわからんけど良くない気がする・・・!


「あー、気にすんな。それより、飯買ってきたぞ。何がいいかわからなかったからテキトーに選んできたけど」


 幸いにもグチャグチャにはなっていなかった串焼き&麺+果実水を差し出す。いや、まじでよく無事だったなコレ。奇跡的過ぎない?


「・・・もらっていいの?」

「当然だろ?そのために買ってきたんだし。・・・あ、そうだ。ついでに―――」


 懐に手を突っ込んで、小袋を取り出し、ノエルの小さな手の上に乗せる。おっかなびっくり受け取ったノエルは困惑顔。


「・・・これは?」

「偶然見つけてな。好きだったろ?飴玉」


 ノエルの顔は、はっとした表情に。喜んでくれてるのか?


「・・・あ、ありがと」

「さっきも言ったけどさ、気にすんなよ。気まぐれだ」


 うん、喜んでくれたようで何よりだ。やっぱり女の子には笑顔が一番だね。


(=^・・^=)

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― 新着の感想 ―
[良い点] わりと好きです。 [一言] 今後の展開が楽しみです。
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