俺と屋台と新たな騒動?
総合評価が1000超えてました!ありがとうございます!
あと、読者様からちょっとご指摘?があったため、少しばかり第2部を改稿しました。ホントに少しだけにですけど・・・読み返して頂いた方がいいかもしれないので、気になったら読み返してみてください。
・・・総合評価と評価ポイント合計の差って、一体なんなんだろう・・・?
次第に王都に近づくにつれて、前方が騒がしくなってくる。理由は単純、門の前で大勢の人が並んでいるからだ。追加でいえば、彼ら彼女らは、審査を待っている人だ。
俺とノエルも列の最後尾に並ぶ。横入りはしないぞ、そんな意地汚い人間にはなりたくないからな。
「あ〜まだかよ。もう2時間以上待ってんだぞ・・・」
「腹減ったなぁ。来たときはなんで外に屋台があるのかと思ったけど、あって助かったわ。なんつーのか、商売上手?」
「あ、じゃあ俺、なんか買ってくるわ」
一つ前に並んでいた男3人の一人が、屋台に走って行った。どこかで聞いた噂によると、以前、賊が侵入したせいで警備が強化されたのだとか。結果、長蛇の列が出来上がり、それに目をつけた人間が屋台を出して金を儲けているらしい。・・・一体誰から聞いたんだろ、俺。
「にしても、いい匂いだよなコレ。俺も腹が減ってきた」
なんとなく呟いた俺の言葉に反応したのは、ノエルのある部分だった。
クウゥ〜〜・・・
ん?何だこの音?
俺が音の発生した方――つまり、隣のノエルを見ると、顔を赤くしながらお腹に手を添えていた。
あ〜、つまり、あれだな。
「空腹か?」
ノエルは恥ずかしげにコクリと頷く。やっぱりそうか。
「じゃあ、俺も腹が減ってきたとこだし、何か買ってくるわ。ちょっと待ってろ」
駆け出そうとすると、キュッと袖を掴まれた。
「・・・流石にそれは申し訳が・・・」
「いいから待ってろ」
「でも・・・」
「待っ・て・ろ」
「・・・はい」
強引に黙らせた。なぜかって?そんなの、見た目が幼女といっても過言ではないくらいの女の子を腹ペコ状態で待たせるとかさ、ほら、まわりの視線がね・・・痛いし怖いんだよ。
そんなわけで屋台の前までやってきたのだが・・・
「好みぐらいは聞いときゃよかった・・・」
ノエルの食の好みを知らない俺は四苦八苦。とりあえず、串焼き数本となんかよくわからん麺、それと果実水を購入した。帰ってから好きなものを聞こうと画策していると、ふと甘い香りが鼻をくすぐった。香りをたどると、菓子を売っている屋台に行き着いた。優しそうなおっちゃんが店番をしている。
「いらっしゃい、お兄さん。知り合いに小さい子でもいるのかい?」
「あ〜、はい。そんなとこです」
ヤバい、ノエルが聞いたら怒られそう。
菓子の屋台には様々な種類のお菓子があった。焼菓子に砂糖菓子、油菓子などなど、多種多様である。その一角に、丸くキラキラとしたものがあるのを発見した。
「おっちゃん、コレをくれ」
「あいよ、まいどあり!」
小袋に入れてもらった、唯一わかる好物を手土産にノエルのもとへ走って戻る。喜んでくれるといいのだが。しかし、そんな余裕は長く続かなかった。
「い、いやぁっ!離してくださいっ!」
ノエルが大柄の男に絡まれている。それを認識した瞬間、俺はより強く地を蹴った。
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