第0話 侯爵家次男誕生
とある日、1つの侯爵家の家で一人の男の子が産まれた。
暗闇の中、目が覚めた。ここはどこだ?
身体が動かない。身体が痛い。
身体が小さくなっている。なんだこれは。
おめでとうごさいます‼︎立派な男の子です‼︎
バン!!と音と共に見知らぬ一人の偉そうな男が入ってくるのが見えた。
マリア!産まれたか!男か?女か?身体は大丈夫なのか??
ふーっ、あなた、二人目なんですからそんなに焦らなくても、、、
男の子ですよ。
何言うか!マリアにとっては一人目の男の子ではないか!ならば、いい名前を考えた!
ルシアだ!長男を立派に支えて来られたご先祖様の名前をいただこう!!
まぁそれはいい名前ですね!きっと、マイケルのことを支える立派な大人になってくれますわ、、、、
そんな期待を持った二人の両親の元産まれた男の子はそんな会話を聞きながら、すでにこれからのことを考えていた。
「これはもしかして生まれ代わりか?なぜ、前世の記憶がある。俺は赤ん坊になってしまったのか?マイケルを支える?何を言ってるんだ。長男がいるのか?」
そんなことを考えながらも、現状を把握しようとしている中、小さな赤ん坊は1つのことを考えていた。
「俺は次男だ。勝ち組になれるのか?次男なのに金はもらえるのか?長男と比べられてしまうんじゃないか?女にモテるのか?」
考えている内容はすでにこれからの人生に目を向けていた。それも仕方ない。
なぜなら、この赤ん坊、前世では、人生勝ち組になるために寝る間を惜しんで勉強をし、朝早くからバイトを行い、部活も誰よりも努力し、自己投資を惜しまず、高学歴、運動神経抜群であったためだ。
そのため常に集団のトップの中のトップであった。
1つ欠点を言うのならば、、、
顔が微妙であることだ。。。
しかし、彼は顔が微妙であることを理解していた。
そのため、髪の毛のセット、肌の手入れ、完璧な肉体を維持し、また巧みな会話術をナンパ師から学び、雰囲気イケメンになるためにあらゆる努力をした。
そのため、彼はよくモテた。。
なぜそんな勝ち組な人生を送るために努力するのか、、、、??
それは彼は誰よりも、女、金、権力が大好きな人間だからである。
本当は、弱いものは助けてる気はない。女はとりあえず大好きだから。良い女がほしい。
そして遊びまくる。そのためにどうすれば人の評価を上げれるのか?どうすれば勝ち組になれるのか?そんな努力をしてきた、、、、、
ただの屑である。。。
そんな彼の貴族次男人生。。。
見て!あなた!この子手を上にあげて何か言ってるわ!!
''あうー!!あうー!!”
「俺はこの人生でも絶対に勝ち組になってやる!!待ってろ!金!女!権力!」