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追憶の世界ー小学校低学年ー



「直斗くんがお父さんの転勤の関係で東京に」


直斗は東京へ行く日、俺はダイの大冒険の剣をポッキーの箱で自作してプレゼントした。

俺はあの頃の体に入ってる。


「直斗くん、これ、ゲームボーイのソフト。黙って借りててごめん」


俺は盗んだ直斗のゲームを返した。ずっと引きずってたんだよな。あのとき返してたらって何回か考えたことがあった、今返せてよかった。


「気づいてたけど、もういいよ、新しいの買ってもらったし」


全くなんてことはないが、俺の後悔が一つなくなった。


この後数年してまた、直斗の家族は山形に戻ってくるんだが、直斗の兄貴が河原で殴り合いをしてるときに、殴った相手が岩に頭を打って死んでしまって、そのときにはもう中学生だったが、またどっかに行ってしまったことを思い出した。


直斗も、しっかり生きてたんだな。


「直斗くんさ、もし直斗くんのニイちゃんが喧嘩に行くとか言ってたら、止めてあげてね?」


「え?なんで?」


「それが絶対に良いから」


ーお疲れさまでした。ー


時間が来たようで、俺は元の倉庫にいた。おっさんに見つからないようにこっそり抜け出して、セコムとかもないみたいだしね。大量の現金はコンテナの中にしまっておいた、南京錠を一応もらったので、それで鍵をしてある。こっちにある現金が部屋にある現金よりも多いと、こっちに拠点を移したいなと考えてしまうのは仕方ないよな、薄情とかじゃないよな。


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