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ほっと・すぷりんぐ・にゃあにゃあ  作者:
8 北の国で
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72 北の国で  16

いつの間にか,湯船の隣にミニカイサルピングウインのためのプールが出来ていたよ。ズィルバー。にゃんだかんだって言ってても優しいよね。

 あたしはズィルバーと一緒に窓に水晶をはめる仕事をしているよ。水晶の真ん中で止めるような仕組みをロートが考えてくれたので,内側に開くことの出来る可愛い窓ににゃったよ。

ミニカイサルピングウインのプールとの境目にも水晶をはめ込んだよ。2つのお風呂両方からミニカイサルピングウインが泳いでるとこが見えるようにしてみたら,にゃかにゃかお風呂が楽しくにゃったよ。


 ヴァイスったらまた卵を見つけちゃってさ。持ってこれにゃいからってあたしやズィルバーを引っ張っていっては持ってくるんだよ。今じゃあミニカイサルピングウインは50羽位いるよ。


 ロートが言ってたけど,この温泉には魔物を浄化する働きがあるらしい。すごいにゃあ。卵のまま温泉につけると,普通にかわいいだけのミニカイサルピングウインができあがるんだって。これも,観光資源(にゃに?)だってロートが言ってた。


相変わらず雪は多いけど,お風呂も,ミニカイサルピングウインプールも,うまく動くようににゃったので,昨日ロートが伝言鳥をまちに飛ばしていたよ。往復伝言鳥だったので,まちの世話役さん達の喜びと驚きの声も戻ってきたよ。春ににゃるのが楽しみだって。

「もしかしたら,この温泉に浸かると,嘴も普通の口になるかもしれないね。」

ってロートが言ってた。

「もし,本当に魔物の呪いだとしたら,浄化されるに違いないからね。」

そのことも一応伝言鳥で伝言してあるから,なおさらみんにゃ楽しみにゃんだね。


・・・・・


もうこの温泉か出来て1ヶ月経ったよ。そろそろここにいるのも飽きてきた頃,ヴァイスが遊びに行ったっきり帰ってこにゃかったんだ。こんにゃことは初めてで,あたし達は夜明けとともに探し始めたんだけど。

 なにしろヴァイスは空を飛んで行っちゃうので,

「痕跡が残ってない」

ってズィルバーが言うんだよ。

「痕跡ってにゃに?」

「足跡とか,匂いとか・・・とにかくいたという跡だな。」


・・・・・


どうしたらいいんだろう。あたし達は途方に暮れたんだけど・・・

「ミャアコちゃん。僕の探索魔法と同じことが多分ミャアコちゃんにも出来るから,ヴァイスヴァイスと思いながら探ってごらん。」

って言うんだよ。

そんにゃことできにゃい・・・でもにゃにかいい方法は・・・

「ヴァイスでてこ~いとか,ごはんだよ~とか思って呼んで見ろ。」

ってズィルバーがいうから,

「てしじんへすいぁう゛」

って強く願うよ。


・・・・・


「・・・・・ボク・・・ココ」


あれ?今声が聞こえたよ。

「こどてっここ」

「・・・ココダヨ~」

あっちの山から聞こえるよ。

向こうに見える山。一番高い山だよ。あの山のてっぺん近くから聞こえるようにゃ気がするよ。そう言ったら,ロートもズィルバーもすっごくしぶい顔をしたよ。

「あの山?」

「登るのは無理だろう。」


・・・・・あたしは考えたよ。そうだよ。そりだよ。

「いこてでりそ」

あれ・・・小さい。

「いこてでりそいきおお」


・・・・・


「そりだな?」

「うん。そりだよ。」

 あたしは,ここに来る前見かけた辺銀型獣人(ピングウイン)小獣(こども)達が遊んでいた乗り物を思い出したんだよ。使えそうにゃ気がしにゃい?


「そりはいいけど,どうやって引っ張るんだい?そりって滑って降りるにはいいけど,山に登るんだよ。」

あたしはうふふ・・・とわらったよ。

「ミニカイサルピングウインに引っ張らせるんだよ。」

どや顔ににゃっちゃうよ。

「やつら滑り降りるには得意だけど,登る方は疑問だぜ。」

「無理じゃないかな。」

反応は芳しくにゃいけどさ。


やらにゃいよりはいいだろうってことで,早速ミニカイサルピングウインに縄を付けたよ。食料やらなにやらも積み込んで,いざ出発だよ。

「れぼのをまやていひをりそ」

「ねていきとこういのしたあとんゃち」


よちよち登り始めたよ。遅い・・・・・

「ミャアコ,遅くねえか?このままじゃあ春になっちまうぜ。」

・・・確かに遅いよね。春にはにゃんにゃいと思うけどさ・・・

「くやはとっもとっもとっもとっもとっも」


「うわっ」

「びっくりした。」


速いよ速いよ・・・・ウワッ・・・・・


 ところで,50羽のミニカイサルピングウインは,ぐわっぐわっと五月蠅い五月蠅い。これじゃ敵がいたらすぐばれちゃうよ。そしたらさ,ズィルバーが黙らせろって言うんだよ。ええ~無理じゃにゃいかにゃあ。かけ声って大事だと思うんだよねえ。


・・・と言ってる間に出てきたよ。カイサルピングウイン。

でもミニカイサルピングウインの方が速いから,あっという間にカイサルピングウインは後ろに・・・凄い。


・・・・・

 ほどにゃく山のてっぺんに近くに着いたんだけど・・・

てっぺん近くに大きな洞穴があったんだ。どうも,ヴァイスはこの中みたい。

「おおい」

「はあい」

簡単に分かっちゃったのでみんにゃ拍子抜けして,ちょっとほっとしたんだけど・・・・

「出てこい。」

ズィルバーが言うと,

「ムリ」

ロートが,

「ご飯を食べようよ。」

って言っても

「タベタイケド チョット・・・」

いったい何があるんだろう。


「入るか。」

「ええ。入りましょう。」

「ミャアコはここにいろ。」

って言いだしたんだ。面白そうなことまた見逃すのはイヤだから,

「一緒に行く!!!」

って言ったら,

「このミニカイサルピングウイン達は,いったい誰が面倒を見るんですか?」

って言われちゃった。ええ~ひどいよぉ!!!洞窟の脇で,ミニカイサルピングウイン達と遊びにゃがら待つことににゃったあたしは,面白くにゃいよ。いや。ミニカイサルピングウイン達と遊ぶのはいいんだけどさ・・・


 わあい。ミニカイサルピングウインたちと鬼ごっこしたり,目を瞑ってぐるぐる回った後,背中タッチした子が誰か当てたり。楽しいな。

 あれ?山のてっぺんから黒い煙が上がったよ。にゃんだろ。黒い雲ににゃって山のてっぺんにいるんだけど・・・雲ににゃる瞬間を見たってことかにゃあ・・

あれ?今度は白い煙。白いのと黒いのが混じってぐるぐるしてるよ。

・・・そのままもっと上にのぼってっちゃった。にゃんだったんだろうね?


 さんざん遊んでお昼も結構すぎた頃,ようやく3人は戻ってきたよ。丸い黒い物を抱えて・・・



丸い黒い物・・・にゃんだろ?


大きなから丸いに変更しました。

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