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ほっと・すぷりんぐ・にゃあにゃあ  作者:
第1部 1 にゃんでこんにゃことに
3/670

3 なんでこんなことに 3

 落ち着いたところで,「ここはどこ?あたしは誰?」と言ったことを教えてもらうことになった。


「迎えに無事,出会えたようで良かった。」

「迎えって?」

 そんな人に会ったっけ?


 俺たちの本能を思い切り刺激するひらひらきらきらだよ。

 あぁあれ・・・え?つまり,あれでおびき出されて・・・ゆ・・誘拐???

 身代金にゃんて出せませんよ。

 

「失礼だね。誘拐なんかじゃないよ。

でもよく誘拐なんて言葉知ってたね。」

 だってご主人様がいつもおとにゃの人に言われていたんだもん。


「身代金目当ての誘拐でにゃいなら,にゃんであたしみたいにゃ子猫を迎えに来たの?」


「あのひらひらきらきらが見えたってことは,君は僕たちが探していた,にゃあにゃあなんだ。」 

 赤毛の人が真剣な顔をして言う。

に・・・にゃあ・・?


「俺たち,ほっと・すぷりんぐ・にゃあにゃあの仲間ってことさ。」

 銀色垂れ耳少年が言う。

 にゃんのことだぁ!!!


「ほっと・すぷりんぐ・にゃあにゃあ。それは,世界中を回り,温泉を探し出し,効能などをすべての獣人にんげんに知らしめる仕事をする獣人(にんげんの集団である。」

 

「きりっ」そんな効果音が入っているかように,銀髪垂れ耳少年が言う。

「それがあたしとにゃんの関係があるの?」

「・・・・・」

 そう言ったら,二人とも黙って顔を見合わせた。


「そういえば,お兄さん達の名前も知らにゃい。」

「僕はロート・カッツェ。この銀のはズィルバー・ショーンだよ。」

「ちびっこ,おまえはなんて言うんだ?」

「ミャアコだよ。若槻ミャアコ。」

 

そう言ったら二人は顔を見合わせて,大きく頷き合った。


 お部屋のベッドの上にあたしは座っている。2人はそばのいすに腰掛けて,ミャアコだって?なんかひねりがねえ名前だなあ・・・なんて言ってる。聞こえているよ。失礼にゃ。ご主人様が付けてくれた大事にゃ名前だぞ。


「それで,にゃんにゃん何とかって,どういうことにゃのさ。」

 ・・・お話が出来るのはうれしいんだけれど,どうもさっきから「な」が「にゃ」になっている気がする。気のせいだよね。


「にゃんにゃんじゃねぇ!!!」

 怒鳴らないで,銀髪垂れ耳少年

「ほっと・すぷりんぐ・にゃあにゃあだよ。ミャアコちゃん。」

「そう。そのにゃあにゃあ。・・で,にゃに?」

「だから,さっき俺が言っただろう!!」

 銀色垂れ耳少年がキレそうだ。しかたにゃいにゃー。

「温泉を探すってこと?」

「分かってんじゃねえか!!」

 短気は損気よお兄さん。


ごつん。痛そう。ロートさんがズィルバーにげんこつ食らわしちゃった。

「ズィルバー,けんか腰は良くないぞ。

ミャアコちゃん,ごめんね。まだ小さいのになにやら訳の分からないことを言われて困るよね。」

「・・・あたし,はぐれちゃったの。ご主人様達のところに送っていって欲しいの。」

「それはできねえ。」

 復活してきたズィルバーがずずず~いっと私のそばにやってくる。


「ばあさんがさ。」

「ばあさん?」

いきにゃりばあさんってにゃに?


7月13日

ちょっと気ににゃったとこをにゃおしたよ。

にゃかにゃか読んでくれる人が増えにゃいって,晃さんがぶつぶつ言ってたけど・・・みにゃさ~ん読んでますかあ?!

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