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ほっと・すぷりんぐ・にゃあにゃあ  作者:
3 温泉を探そう
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11 温泉を探そう 2

この辺りに少しだけ見える岩は,花崗岩って言うらしい。きらきらするものも混じっていてちょっときれい・・・つんつんしてみる・・・硬い。


 その岩の辺りを,丹念ににゃぞるように歩く。

 

 特にロートの目は真剣だ。

 あたし? あたしは,のんびり・・・ 後を付いてうろうろしているだけ。


・・・


 何回かぐるぐる歩いた後,どこから出したのか,ロートが棒を

「ここだ」

って言いながら突き刺した。


 ・・・岩だよ。硬いよ。にゃんで突き刺さるの?

 さっき,あたしが 足でつんつんしたときは硬くて硬くて足が痛くにゃったのに。(後で聞いたら棒じゃにゃくて杖だって。にゃんだろうね?)


「おっし。じゃあ,俺の出番だな。」

 ズィルバーが腕まくりをしながらちょっと離れたところに立つ。

「おい,ミャアコ!!邪魔だっ!!」


 あたしはあたふたする。

「どこへいればいいの~?」


 ロートが慌ててあたしを回収しに来た。

・・・

 ロートとあたしは結構離れた高台の上に立って見ている。ロートはさっきの棒を頭の上に掲げてるよ。


 見ていたら,ズィルバーはにゃにやら腕を上に振り上げぶつぶつ言っているみたい

「にゃにしてるの?」

 ロートを見上げて聞いたとたん,ずがーんと言うようなすごい音が響き渡った。


 ひえ~!!!!!


上を見ていたから分かっちゃったけど,大きな石の塊がたくさん,あたし達の上に降ってくる。

「っっっっっっっっっっ」


あたしは頭を押さえてしゃがみ込んだ。

「つぶれちゃうよ~」

・・・・・がちゃん!!どさっ!!!音がすごい。


・・・あれぇ・・ つぶれてにゃい・・にゃぜ~??

 

大きな石の塊達の後は・・・お湯だ。お湯が降ってきた。

・・ ほかほか湯気が出ている・・・

 でもあたし達は濡れていにゃい。


 にゃぜ~???


岩もお湯もあたし達を避けるように左右に分かれて滑っていく。

 しばらくたつと,岩もお湯も止まった。

「結界魔法だよ。ばあさんからもらった石が役に立っているのさ。」


でもびびりましたぁ。・・・ちょっとちびっちゃった・・・・・ばれてないよね・・・

「ミャアコちゃん,パンツの替えを持ってきたよね?」

 げっ・・・


「これから温泉に入って,成分分析してもらうよ。」

 ・・・にゃんだ。ばれたわけじゃにゃかったのか・・・


「ちょうどよかったね。ふふふ。」

 !!!ばれてるし~・・・お願い,ズィルバーには内緒にしてぇ!!!


ばれましたとも。猫型獣人(ズィルバー達の鼻はごまかされませんでした・・・


と言うわけで,あたしは一人でお風呂を堪能中。

 いい感じの温度。38度位かにゃ~。

 頭にいろいろうかんできた。


「弱食塩泉・・・ナトリウム・カルシウム・・・塩化物・・・硫酸塩泉」


「で,効能は?」

 せっかちだにゃ~ズィルバー。


「う~ん。胃腸病とかぁ,神経痛とかぁ,リウマチってにゃんだこれ・・・皮膚病や擦り傷とか切り傷とか皮膚炎に効くみたいだよ。」


 それからお湯をペロッとにゃめる。少し塩気のあるお味。

「飲むとねぇ・・・胃腸病ってやつに効くみたいだよ。

  それと・・・適度に飲むと,食欲増進させるらしいねぇ~」

 う~ん。いいキモチ


「いい加減に上がってこい。」

 いいじゃん。キモチいいんだもん。


「俺らも入るぞ!!!」

 そうにゃのだ。あたし達,前の街からお風呂に入っていにゃいのだ。


・・・それから,


「みるんじゃねえ」

 ってわめき散らすズィルバーと,

「ちょっとあっち向いててね。」

 って言うロートが温泉に入った。


 入りながら,ここをもっと掘れとか,ここは埋めろとか,ロートがいろいろ指示を出し,その通りにズィルバーが何かやっていた。

「お湯が濁る・・・」

 ズィルバーがぶつぶつ言っている。



あたしはパンツも取り替えてすっきりして・・・春風に吹かれながら,二人をのんびり見ていた。・・・のぞきじゃありませんよ!!


 上がってきたズィルバーに

「はだかをみてんじゃねえ」

 って怒鳴られたけど


・・見てにゃいもん・・・見てにゃいもん・・・・・・見えたけど・・・




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