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Magical  作者: こいろう
プロローグ
3/6

出会い3

「ここだよ・・・」


莉兎が案内したのはぼろい一軒家だった。


「ここ・・・僕しか住んでないから」


「家族は?」


「・・・小さいころに・・・事故で・・・」


「・・・悪いこと聞いちゃったな」


少女は少しばつが悪そうな顔をする。


「ううん!助けてくれたし!ありがとう」


「別に例を言われることの程じゃあないさ」


少女は、ジャージのポケットに手を突っ込む。


顔が少し赤いのを見るに、照れているのだろう。


「あ、僕は莉兎、御揃莉兎だよ!」


挿絵(By みてみん)

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