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まだ書き始めで拙い文章ですが、読んで下さると作者はすごく喜びます♪
「吸血鬼ものとかメイドものとか飽きたでしょ?」
「うん、飽きた」
「じゃあ、次はどんな設定にする?」
「そうだな、でもあまりに突飛なものは受け取る側がついていけないし」
「何の話?」
「いや、こちらの話。僕にはマニアックなものは早すぎるんじゃないかと思ってね」
「吸血鬼ものとかそういうのに免疫がない一般人から見たら十分マニアックでしょ」
「僕は一般人じゃないのか」
「免疫があるなら別。で、次はどんなのがいいの?」
「退魔ものとかかな」
「世界設定の構築が面倒だからあまりお勧めしないわ。耕太が全て考えるならいいけど」
「じゃあ逆にリリスはどんなことをしたいの?」
「私? 私は別に何でもいいわよ。神様としての威厳が保てるものならね」
「威厳? そんなものあったっけ?」
「私のビューチフルなご尊顔を拝めばどんな人間も泣いてひれ伏すわ。ここに例外がいるけど」
「へぇリリス見て泣いてひれ伏すとか変わった人間もいるんだなぁ。面白いこというね」
「なんだろうすごく馬鹿にされた気がするわ。まぁ気のせいよね。設定の構想は大体あったりする?」
「全然ない。これからまた少しずつ考えていこうかと思う。今日は疲れたからもう寝る」
「えーまだ十時じゃない。ちょっと早すぎない?」
「明日は数学の小テストがあるから、今日くらい早めに寝ないとね」
「いつも深夜までやってるから今日もと思って待機してたのに」
「おやすみ」
「あーあ、ほんとに寝ちゃうんだ」
「暇だからって夢の中に勝手に入ってくるなよ」
「ちっ」
「今舌打ちしたよな!? やるつもりだったのかよ! あれは次の日疲れるから僕の望んだときにだけやってくれ」
「つまんないのー」
ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ。
うーん、むにゃむにゃ。
ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ。
ん? 何だ? なんか顔が冷たい。
ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ、ばっしゃーん!