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世間体ばかり気にする彼氏は、私から見たらどこかおかしい人だと思うの!

作者: 七瀬








“世間体ばかり気にする彼氏は、私から見たらどこかおかしい人だと思うの!”



いつも私の彼は、“周りの人がこうしてるから俺達も同じ事をしないと

いけないとか、皆がやってる事を今しようとか面倒くさい!”

本当はそうじゃないと彼もよく分かっているはずなのに......。

“世間体ばかり気にする彼氏は、自分の考えがないみたいに私には見える!”

彼は自分に自信がないのか? 自分の考えがないのか? 周りに合わせて

おけばオールOKぐらいに思っているようだ!




・・・以前も? 私と彼がファミレスに行って、テーブルに案内されると?

多くの人が同じモノを食べていたので、彼もみんなと同じものを注文した。

私とファミレスに行く前は、自分の食べたいオムライスを注文するつもりだ

ったはずなのに、お店に入ると? 自分が食べたかったモノをやめてしまう。

その事を私が彼に言うと? 彼は私に、こう言い出した!




『“皆が注文してるなら間違いない! 絶対に美味いはずだよ!”』

『私は自分の食べたいモノを頼むけどね。』

『俺の考えは、決して間違ってないと思う!』

『・・・それならいいんだけど。』

『問題ない!』






・・・でも? 注文した料理がテーブルに並んで、彼がソレを食べ始めると?

なんだか彼が思っていた味ではなかったようで、私に急にこう言い出した。



『“料理シェアしない?”』

『嫌よ! 自分で頼んだんだから、責任もって食べなさいよ!』

『不味くないんだよ、不味くないんだけど、俺の口には合わない!』

『だから先に、私が言ったじゃない!』

『でも? 周りの人が殆ど注文してる料理なんだよ、旨いと思うじゃん!』

『“周りの人は周りの人! 自分は自分でしょ!”』

『やっぱりオムライスにしとけばよかったな!』

『周りに合わせ過ぎなのよ、自分の考えはないの?』

『・・・あ、あるよ! 渚と付き合ったのは俺の意志だ!』

『何こんなところで、私が照れる事言うのよ!』

『えぇ!? 照れてんの?』

『もぉ~バカ! しょうがないから、シェアしてあげる!』

『ありがとう~!』

『ほら? そっちにある料理こっちに渡しなさい!』

『はいはい、これね!』

『・・・うん。』







・・・私も彼が頼んだ料理を食べたけど? まあ、美味しいとまではなら

なかったわ!

皆が頼んでるからと言って、“その料理が美味しいとは限らない!”

その事だけでも分かっただけで、今日はOKとしよう!

でも? 彼のそういうところはなかなか治らなくて。

何処でもなんでも、周りに合わせる癖! どうにかならないものか?







 *





・・・これは、1年前の話になるのだけど?

私と彼がショッピングモールで二人で歩いていると? 

変な帽子を被ったお兄さんが私達に近づいて来てこう言ったの!



『お兄さん! 僕が今被ってる帽子はアメリカで大人気なんだよ!

一つ買ってかない?』

『えぇ!?』

『本当に、アメリカで今、流行ってるんですか?』

『写真もあるよ! ほら? これ見てみてよ!』

『あぁ~本当だ! 俺買います! 幾らですか?』

『3000円だよ。』

『高っ!?』

『俺が買うんだからいいだろう!』

『・・・・・・』

『はい、毎度あり~お兄さん! 凄く似合ってるよ!』

『ありがとうございます!』

『・・・・・・』







・・・今! アメリカで流行ってるのか知らないけど?

日本でそんなド派手な帽子被ってたら? 目立ってしょうがないのが

彼には分からないのか?

1度被っただけで、その帽子を被るところはもう見てない!

だからあれほど言ったのに!

彼は世間体ばかり気にしてやめようとしないの!

私から見た彼氏は、どこかおかしい人にしか絶対に見えやしない!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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