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#2 身分証発行

至らない点が、まだまだですが、読んでいただき、ありがとうございます⸜(*ˊᵕˋ*)⸝‬

投稿後にアクセス数を見て笑みが絶えません⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝


お楽しみ下さい┏●

あぁんのぉくそお嬢様ぁぁぁぁ!!

結局、身分証が作れずに牢屋に逆戻りじゃないのよ!!

私も何時作るかとか、確認しなかったわよ?でも、あの口振りで「日を改めて作りますから、牢へ戻って下さいますか?」だとぉぉぉ!?

詐欺でしょ!コレは詐欺確定でしょ!恋愛相談したら貴族のパパに頼むんじゃ無かったの?

何で私が待たされなくちゃいけないのよぉぉ!


「ちくしょぉぉぉ!緊張してた私がバカみたいじゃない!!」


「叫ぶな!!もう少し静かに出来んのか!」


お前も十分ウルサイんだよ!!私の気持ち、分かんないくせに!!


<優花里がメリスの相談を終えた直後、メリス父に身分証を作ってもらえるかと思っていたが、急にメリスが、

「早速、彼に試すわ!これでわたくしの想いが伝わりますわ〜!」

と、スキップしながら部屋を出ようとするので、優花里が呼び止めた所、

「まだ要らしたんですの?日を改めて作りますから、牢へ戻って下さいますか?それと、くれぐれも彼との事は秘密で。では・・・衛兵!この方を牢にお連れ戻して差し上げて。」

こんなやり取りがあり、絶賛ブチ切れ中の優花里であった。>


あのお嬢様、今後会ったら覚えてなさい・・・異国の文化って言って、女性はデート前にニンニクがおすすめって言ってやるわ・・・せいぜい臭いで嫌われなさい・・・ふふふっ・・・ふふふっ・・・


「アハハハハハッッ!」


「静かにしろと言ってるだろ!!」


{ニンニク大好きです!デート前に女性が食べようが、デート中に食べようが、大歓迎です!まぁ・・・相手いないんですけどね〜ハハァッ!僕はニンニクが大好きサッ!}


*********************


「お待たせしました。ヒビキ・ユカリさん。お約束通り、身分証を作りに参りましょう。」


1週間も開けて、お嬢様がいらっしゃいましたよ〜。

さぞ、楽しかったんでしょうね。美しいお顔に、「貴女のおかげで、いい日になりましたわ!」って書いてありますね!


「ボーッとしてますと、父様を待たせますわよ?早く行きましょ?」


「はい・・・行きましょう・・・」


そこからは正直地獄だったわ。

前回同様、馬車で屋敷に向かったんだけど、馬車の中に許嫁の彼も同席してて・・・私の目の前でイチャイチャしてるのよ。

もう、込み上げてくる妬みとかで吐き気と頭痛が止まらなかったわ・・・

ようやく屋敷に着いて許嫁さんとは、お別れかと思ったら私達に着いてくるし、お嬢様と手を繋ぎながら、お嬢様の父様の部屋まで行くし。

私は従者かと錯覚までしたわよ。


「君が娘の恩人だね。身分証が欲しいらしいが・・・先ずは名前を聞こうか。」


「はい。日々樹 優花里です。」


「貴族では無いらしいな。まぁ、良い。では出身地は何処かね?」


「日本と言う国です。」


「異国の者か・・・道理で貴族では無いのに姓がある訳だな。」


<優花里が飛ばされた異世界では貴族以外、姓を持つのが許されず、奴隷には名すら与えられない。>


「ホレ。これで身分証は完成だ。門の衛兵に見せるといい。」


長方形の硬いカードの様なモノを手渡された。

あんまり見た事無いけど、良くある異世界アニメ?で見た事あるわ。

ん?何でみんな私を見てるの?目が帰れって言ってるのは気のせいよね?


「我々に出来るのはここまでだ。我が領地に住むのなら、ここからは自分の力で進むがよい。」


「あ、はい。ありがとうございました。」


門まで送ってくれてもいいのに。

決めた!私が恋愛相談所で有名になっても、絶対この人達の相談は受けないもんね!少しくらい異世界出身の私に優しくても良いじゃない!

許嫁を見せびらかすお嬢様に、お嬢様が居るくせに私の足をチラチラ見てる男、目の前の貴族様に至っては、さっさと出て行けって顔してるし!

お金が溜まったらこんな街、スグに出てってやるわよ!

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