#10 どうすればいいのよ?
こんな時間で申し訳ございません┏●
私事ですが・・・最近、凄く楽しいです(*⌒▽⌒*)
お楽しみ下さい┏●
閑古鳥のサクラさんが恋愛相談所で働く事になったわ・・・
正直、どんな仕事が出来るか分からないから、看板鳥として相談所に居てもらう事にしたわ。
その日の夜・・・私は自分で部屋で寝ていたんだけど、体を揺らされて目が覚めたわ。
「サクラさん?でもサクラさんは鳥だから、私の体を揺らせる訳無いし・・・」
「あの・・・昨日も来たんですけど・・・僕の相談に乗って・・・」
「ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
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今日も眩しいわね〜。
太陽さん、ご苦労さん!っと・・・
痛いと思ったら、二の腕に手形が付いてるし・・・
やっぱり私・・・呪われてるのかしら・・・
「おはようユカリ。あっ!それってゴースト族の手形じゃない?」
「知ってるの!?教えてサクラさん!」
「ゴースト族。正しくは、ゴースト種ヒューマン族が触ると付いちゃう物ね。放っておくと体の生気を吸われて、最悪・・・死んじゃうわよ。」
「ゴースト種って事は・・・・・・やっぱり、お化けだ〜!!どうしようサクラさん!」
「教会に行けば大丈夫よ。朝ご飯を食べてからでも、行きましょ。」
<ゴースト種・・・幽霊や霊体と呼ばれ、死んだ者の魂だけで存在する種族。厄介なのはアニマル族とヒューマン族。どちらも執念深く、対象の体に生気を吸い尽くす紋を施す。カラーワールドの教会でなければ取り除けない。>
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早速、教会でお祓いっぽい事をして貰ったが、結果は無理だって・・・
非常に執念深く、私が話を聞かない限り生気を吸い尽くすらしいわ・・・
幽霊の恋愛相談なんて、どうしろって言うのよ!
幽霊同士の恋愛とか、生きてる人との恋愛とか、私にアドバイスなんて無理よ!
だって幽霊怖いんだもん!!
こっちからは触れないし、夜に来るし、何より異世界の幽霊は手形まで付けるのよ!
怖がるなって言う方が無理よ!
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来てしまったわね・・・
今日は絶対に寝ないわ!
コーヒーをがぶ飲みしたし、サクラさんにも起きててもらうから、幽霊が来てもへっちゃらよ!
バンッ・・・・・・バンッ・・・・・・ピシッ・・・・・・ピシッ・・・・・・
誰もいないのに、窓を叩く音がするしっ!
本格的に怖くなってきたわ・・・
スッ・・・スッ・・・スッ・・・ギィィ・・・
足音もするし、相談所の入り口が開く音もするし!!
もう、部屋の前まで来てるかも!
あわわわわわわわわわわわわ!
「あの・・・恋愛相談を・・・」
「驚かせないでよ!これでも、くらいなさい!」
私は市場で買った塩をドアにぶつけてみた・・・
すると、ドアをすり抜けて、半透明の男性が部屋に入ってきたの!!
「しょっぱいよ・・・僕は君に何もしてないじゃないか・・・」
異世界の幽霊に、塩は効かないみたいです。
意識・・・手放しても良いですか?良いですよね!