番外編4 大学で 3
僕は最近ゲームをあまりやっていない。しふぉんは音ゲーをちょっとやっているようだが1日1回程度だといっている。宮田は最近麻雀にはまっているようだった。
「麻雀って難しいよね」
しふぉんは話す。彼女は高校卒業してからルールだけ覚えたらしいがまだ全然打てないとのことだ。僕は高校の時からやっているが一向に強くならない。そんなことを話していると、宮田はスマートフォンを確認してメールを読んでいた。
「ごめん、バ先から連絡きたから、一瞬席外すわ。そこまで時間はかからないから、12時半までには戻ってくる」
僕たちは、わかった、と話した。今は11時10分だ。僕は、しふぉんと2人になった。
「宮田がいなくなったから聞けることなんだけど、いい?」
僕はしふぉんに聞いてみる。しふぉんは、いいよ、といってくれた。緊張せずに話せると聞いていたがそれは本当で、男友達のようなノリで話せるので楽だという印象だ。
「前にさ、なっきぃと僕が付き合ってる夢?みたいな話してたじゃん、あれは結局何だったの?」
しふぉんは、あれは今でも何だったのかよく分からない、といっていた。あれ以来、予知夢といえるような夢は見てないらしい。最近、4月20くらいに地震が起こる夢を見たといっていたが今のところ起こっていない。
「第六感みたいなものなのかな」
僕は話す。彼女は、どうだろうね、といっていた。
「そういえばさ、夢の中で出てきた家の内装何となく覚えてるんだけど、会ってる? 4人で一緒に誕生日パーティーしてたよね」
そういって彼女はiPadを取り出し、GoodNotesで描いた後僕に見せてきた。
「え・・・」
恐ろしいくらいに自分の家と一致していたが、残念ながら(?)誕生日パーティーを家で行ったことはない。そもそも家に3人を呼んだことすらなかった。僕が1月生まれだということを知った(これはあってる)夢だといっていたが、その夢はどうやら現実にはならなかったらしい。
僕は、謎だね、とリアクションを取った。本人も謎だといっている。ただ、第六感のようなものがあるのだろうといった印象だ。
僕は、次にヘリアンサスの希望のことについて聞いてみることにした。
ヘリアンサスの希望1の表紙には1と書かれているが、これは2以降を出す前提でつけられたネーミングらしい。しかし、残念ながら2が出ることはなかった。
「あーあれね、ファイルはあるんだけど、結局出せる前に活動休止になっちゃってね」
そういって彼女はiPadを見せてくれた。Overleafというオンライン上のTeX(文書を作成できるマークアップ言語)で書いているようだ。最初の方はWordで書いていたが途中からGoogle Documentに移行し、さらに高2になってからOverleafに移行したといっていた。
長さはだいたい10000行程度で40万文字ほど書いているらしい。残念ながら出すことができなかったといっていたが仕方ないだろう。僕は、iPadを借りて読んでみた。




