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番外編2 卒業後のライブ 9


 7人は、3曲が終わった後、ライブ限定である大冒険時代の英語版を歌った。「It’s the era with no maps where stars lead us to the sea」や、「In the sight starting to sweat captures our destination that is far away」という歌詞が印象的であった。


 特に、「In the sight starting to sweat captures our destination that is far away」は英文的に不自然であり、文頭のinは文法的に不要(というか、あったらまずい)前置詞である。しかしこれも考えられたうえで翻訳されているようではあった。


 「In the sight...」の部分は日本語では「(荒野を渡る汗で(にじ)んだ)その視界には目指した海をとらえていた」となっている。日本語の歌詞においては、「には」の「”に”」が文法的に入っていたらおかしい助詞となっている。それを英訳する際にも採用したようだった。


 どうして日本語の歌詞が「は」ではなく「には」になっているのかは不明である。しかし、そのニュアンスも含めて英訳がされていると知り妙に納得した記憶がある。


 大冒険時代が終わると、次は毎回ライブ恒例らしいのシークレット「???」となっている。何だろうと楽しみにしていると、なっきぃは読み上げた。


「最後は、『次の世界へ』合唱です! 歌詞を覚えていない方もいるかもしれませんが、前に歌詞を出しますので恥ずかしがらずに歌ってください!」


 彼女はそう言ったあと音源が流れる。アップテンポバージョンだ。僕は周りを気にしながらも堂々と歌っていった。


 「次の世界へ」は2種類のバージョンがある。ゆっくりのものとテンポが速いものだ。本来はゆっくりがCD化される予定だったが、予定が変わり実際にCD化されたのはテンポが速いほうだったという。


 理由までは聞いていない。これに関してはあまり語られることもないようだった。メロディー自体も難しくなく歌いやすい。僕は、ノリノリで歌ってしまった。


 歌い終えた後、僕はアンコールを飛ばした。周りからも声が聞こえてくる。舞台上の7人は、それに応えようとしているのが見て取れた。


「アンコールに答えまして、『ナツアオソラ』を歌おうと思います! 最後まで楽しんでいってください!」


 なっきぃたちはそう言って歌い始めた。




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