番外編2 卒業後のライブ 8
ヘリアンサスガールズは脱退・卒業した者があまりいない。なっきぃを含めて休業している、あるいはした人は存在するが、正式に卒業を発表したのはしふぉん(戻ってこられない可能性が高いため、仕方ないだろう)くらいだ。
一部のメンバーは大学進学に当たり一時休業としていた・しているが、戻ってきた人の多くはみな地元志向のようで、地方の大学に行ったり、モデルとしての活動を行っているなどしている。そういう意味で活動を完全に辞めている人は少ない。
今のところヘリアンサスガールズで大きな事故・事件は起きていない。全員が平和に活動できている状況だ。(他のユニットおよびそのファンを貶したいという意図があるわけではないが)ファンの民度も比較的高いほうだといっていいだろう。
ヘリアンサスガールズには接触イベントが存在せず、握手会といったものが行われたことは無い。撮影会においても、接触するようなポーズを取る・取らせることは禁じられている。ボウリング大会が行われたことはあったようだが、そのときも接触しないようにスタッフが監視していたらしい。
なっちもTwitterで、そんな環境下で活動できることに感謝していると述べていた。
今は市民会館でライブが行われている。屋内だ。真夏に屋外ライブが行われることは無い。これも、熱中症に配慮した結果だと言っていた。
自己紹介が終わったあと、彼女らは「2つ目の希望」「僕たちの約束」「大冒険時代」を歌った。どういうわけか、ヘリアンサスガールズに恋愛ソングは少ない。解釈にもよるが、「僕たちの約束」は微妙としても他の2曲は恋愛ソングではないといっていいだろう。
ヘリアンサスガールズに恋愛ソングが少ないのは、一応理由があるらしい。
ひとつだけ述べるが、しふぉんが異様に高身長だったということだ。彼女は男子の中に入っても身長が高いほうだが、そんな女子が「見上げて抱きしめ」られるような人など少ないだろう。女子は男子に比べ、全体的に身長が低い傾向にあるという事実を、「女子は身長が低いほうが好かれる(=しふぉんは女子として好かれない)」という主張にとられたくないからだと聞いたことがある。
実際の所正式な理由は出ていない。しかし、恋愛ソングが少ないのがヘリアンサスガールズの売りでもあると認識されているようではあった。
僕はそんなことを考えながらもサイリウムを振って、ライブを全力で楽しんだ。




