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番外編2 卒業後のライブ 6

 ラストラベンダー自体は放映当初、中1のころから見ていた。一話完結型の作品というわけではないものの、最初から見なくてもじゅうぶん楽しめる構成になっている。


 そのときからオープニングテーマ・エンディングテーマは好きだった(が、誰が歌っているのかは別に気にしていなかったし、ヘリアンサスガールズという名前も当時の僕は知らなかった)。


 オープニングテーマはARAHIJIKAさんが担当している。ヘリアンサスガールズがそこまで全国的なアイドルではない(全国制覇をしないアイドル、という意味)のと同様に、ARAHIJIKAさんもそこまで知られている人ではないようだ(少なくとも、僕は知らなかった)。


 ヘリアンサスガールズはそもそも町興しを目的に結成されたグループであり、全国制覇を見据えているわけではないようだ。活動も四国が中心になる(3年前横浜に来たが、あれは2度とないチャンスといっていいくらいだ)。


 僕は、サイリウムを振りながらメンバー全員を応援した。


 改めてみるとなっきぃはいつにも増して凛々しく見える。観客席から彼女を見るのは今回が初めてだ。もしかしたら最後のチャンスになってしまうかもしれない。僕はこの日を大切にしようと思った。


 そして4人がタイムマシンを歌い終える。僕は拍手を送った。4人の自己紹介へと移る。4人ははっきりと挨拶を開始した。


 「みんなの記憶に残ってくれ! 希望という名の約束、かわみんです。」

 「向日葵ひまわりが仰ぐ太陽の色はオレンジ、なっきぃです!」

 「爽やかな花で夏を涼しくする、そかかです!」

 「7つ目の海はすぐ前にある、なーなんです!」


 この挨拶は結成当初からずっと変わっていないらしい。当時の僕がヘリアンサスガールズを知らなかったことが悔やまれる。しかし、地方のローカルアイドルなんて知る機会はほとんどないだろう。何らかの拍子で知ったとしても、調べてみようとなる人はさらに少ないと思われる。


 確か、数年前に、地方アイドルのことについてテレビで特集が組まれていた(なっちのことを知るより後の話)。そのときに複数ユニットが出ていたが、名前を憶えているのはヘリアンサスガールズだけだ。たぶん、その番組が中3のころに放送されていたら、ヘリアンサスガールズについても頭に残っていなかっただろう。


 僕はそんなことを思いながらライブを見ていた。


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