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番外編 誕生パーティー 1

コチラは番外編となります。高2の4月の話です。

 2023年4月19日、今日はなっちの誕生日。


 記憶が確かなら、なっちが元アイドルだということを知ったのは1年前の4月10日だったと思う。2022年の誕生日のときは、まだそこまで仲が良くなっていたわけでもなく、誕生日おめでとう、とLINEでひとこと言ったくらいだった記憶がある。


 ただ1年がたち、僕となっちは晴れて”彼女”の関係となっていた。正直、1年前の自分には想像さえできなかったことだ。僕は、(誰も元アイドルとは知らないとはいえ)元アイドルと付き合っているということが誇りになっていた。


 むしろ、なっちが昔アイドルをやっていたことをまだ誰も知らない(知ってるけど、言ってないだけかもしれないが)ことの方が、僕にとっては意外という感じだった。


 今日は、18時から軽音部仲間でなっちの誕生日パーティーを行うことになっている。場所は、C北駅前ビル(p-ヨコハマ)の6階のサイゼリヤ。なっちのリクエストで、比較的安価なものが食べられるお店ということになった。


 今日は水曜日なので部活がない。僕たちは1度家に帰った後、着替えてサイゼリヤまで歩いて向かうことにしていた。


 本当はなっちと一緒に行きたかったのだが、なっちにサプライズ(ケーキの上に名前と、生年月日(2006/4/19)を書いたチョコの板のようなものを載せてもらう)を行う、と決めていた僕、ひかり、コウは、17時半に前もって待ち合わせしておく、と決めておいていたので、残念ながら一緒に向かうことはかなわなかった。


 なっちには、「ごめん、ちょっと用があって先に行ってて」と言っておいてある。納得してくれているかはわからないが、内容を話すわけにもいかないので仕方ないだろう。


 僕は歩いて駅前のp-ヨコハマまで向かっていった。中に入り、エレベーターで6階まで向かう。そういえば去年の7月、カラオケの目的でここに来ていたことを思い出した。


「あ、ショウじゃん」


 先に来ていたコウが僕を認識して話しかける。僕は、彼らの方に向かって走っていった。


 「で、どうするの? 今日のサプライズ」


 僕は問いかける。ひかりは、段取りを説明してくれた。


 まず、いつも来るようにピザやパスタなどを注文する。その後、普通の大きさのケーキを頼む。そのときに、名前の書いたチョコの板を乗せてもらう。そして運んでもらい、なっちの方を向けて置く。その後、Happy Birthdayの歌を歌い、店員さんからもおめでとうございますと言ってもらう、といった流れだ。


 ケーキの値段は700円。僕が300円、コウとなっちが200円で分けて払うことにしてほしい、とお願いされた。僕の彼女の誕生祝ということで、僕はそれを了解した。


 打合せ(といっても、自分が一方的に何をするのか聞いただけだけど)後、僕はなっちが座ってる所へと向かっていった。

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