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33 準備&帰り道

 「あのアイスは『そもそも不味いと思っていた』から(予想より)『美味しい』と感じただけじゃない?」

 「そうなのかな? でもわさび嫌いのショウでも食べられたでしょ? 私もちゃんと覚えてたの、ショウがわさび嫌いだって。でも、これなら君でも行けそうだな、って思ったから勧めたんだよね」


 僕はあのフレーバーを思い出す。1番(アイス屋さんに対して)思ったことは、よく「ワサビ」&「バニラ」という組み合わせを作ろうと思ったな、ということだった。自分だったら、一生かかっても思いつくことはできないであろう組み合わせだからだ。

 教室に入り、僕は太田に買ってきたものを渡した。


「カケルと前田、あざす」

 

 僕は雑用ばかりで、基本的に何かに集中をするということがない。なっちの時間が空いているときはなっちと、そうでないときは山村・川田と話しながら時間をつぶしていった。


 「そこの段ボール取って」

 「そこにそのカーテンさげて」

 「天井のガムテープはがして」


 クラスの足を引っ張らないように、言われたことだけをやっているともう下校時間になっていた。特に「何かをした」という感覚はないが、設営は順調に進んでいるようだった。山村は今日は塾があり、駅前の個別指導のところに向かうようだ。僕たちは、昨日と同じように2人で帰っていた。


 もう日は沈んでいるが、空はほのかに明るい。2人でベンチに腰かけてスマートフォンを確認すると、僕のところに「今日遅くなるからどこか食べに行っていいよ」という連絡が入っていた。


 どうやらなっちも同じようなメッセージが来ていたらしく、「せっかくだから2人で食べる?」という流れになった。

 

 「なっち、どこか行きたい場所ある?」

 「そういえば、H駅から5分くらいのあの熊本ラーメン屋さんにいったことないから、ショウが良ければそこに行きたい」

 「あーあれか、わかった。僕もラーメン行きたかったし」


 なっちはラーメンがかなり好きらしい。僕も大好きなので、2人でそのラーメン屋に向かうことにした。


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