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29 ゲーム

 FotFは数年前やったときは難しいという印象だったが、今久しぶりにチュートリアルをやってみても難しいことに変わりはなかった。名前をショウに設定し、なっちとフレンドになった。LINE通話で話しながら、久しぶりにプレイしていった。


 「数年前やってたとき、何をすればいいかわからなくてやめちゃったんだよね」

 「大丈夫だよ、なんとかなるでしょ、私でもなんとかなってるんだし」


 なっちと2人でやってみたが、明らかに僕が足を引っ張っている。なっちは僕のプレーの様子を見てこう言った。


 「ショウ下手だね、このゲーム向いてないよ多分」


 そもそもお前が誘ってきたんだろ、と僕は思わず言ってしまった。なっちは笑いながら言う。


 「ごめんなさい」


 僕はなっちの事を、その毒舌さも含めて好きになっている。なっちも僕にある程度心を許してくれている、と期待している。仲が良いと思ってない人に、はっきりと「下手」とは言わないだろう。


 「お前がアイドルやってたこと、バラすよ?」と脅したくもなったが、それはなっちにだけでなく、僕にとっても全く利益がないので言わなかった。


 「ごめん、風呂入りたいから落ちる」


 僕はそうとだけ言ってお風呂に入った。いつかはなっちに告白したい、そう思いながら湯船につかっていると、どうやら親が同時に帰ってきたようだ。


 「ただいまー」2人が同時に帰ってきた。僕はおかえり、って風呂の中から言ったが、多分聞こえてないだろう。僕は風呂を出て歯を磨き、疲れてしまったのでもう眠りに落ちた。


 朝起きたら4時半。変に早く寝ると変に早く起きるのはよくあることだ。なっちに電話でも掛けようかなと思ったが、さすがに朝早すぎ(夜遅すぎ?)るのでためらった。


 もう1度眠りにつき起きると、次は7時だ。僕は朝ご飯を食べて歯を磨き、制服に着替えて家を出た。いつものT字路で僕となっちは出会い、そのまま歩いて学校へと向かっていった。


 僕は昔は電車で学校に行っていたが、そもそも駅と学校がそんなに近くない&駅と家が遠いという2点で、歩いて行っても電車で行ってもそんなに通学に懸かる時間は変わらなかった。


 僕の親も「歩いて通学するなら、電車代としてかかっていたはずのお金あげるよ」って言ってくれていたし、なっちの親も同じことを言ってくれてたようなので、僕たちは6月くらいから、学校まで歩いて行くことにしていた。


 なっちがいる通学・帰り道の時間は僕にとってかなり幸せだった。二人でたわいもない話をしながら、学校へと向かっていった。


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