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25 学園祭準備3


 5分ほど練習していると、ちょうどひかりとコウが音楽室に入ってきた。13時30分から30分間だけ練習時間が与えられている。入れ替わり準備を挟んで、14時15分から吹奏楽部の練習が入っている。できるだけ時間を有効に使わなきゃいけない。


 「始まりの街」ではベースは基本的に根音(基本形和音の最低音)を曲に合わせて鳴らすだけだが、Bメロに若干難しい部分がある。


 また、もう1曲、このバンドオリジナルでないコピー曲として、ε-カプロラクタムの「荒野の朝」を披露することになっている。これは、仮入部に行ったときに先輩たちがやっていた歌でもあった。


 僕はドラムに合わせて、30分間演奏をつづけていった。


 「今日はお疲れ!」


 なっちが終わりのあいさつをする。2曲を練習していると、気づいたら14時になっていた。僕はなっちと一緒に教室まで戻っていった。


 「本番もうまくいくといいね」


 この高校では、軽音学部の人気はあまりない。この学年でも1個上の学年でも、1つバンドがあるだけだ。後輩たちに「軽音部入りたい!」って思ってもらえるような演奏をしたい、僕はそう思っていた。


 教室に戻ると、太田が段ボールに絵の具を塗っていた。「シュレディンガーの猫」では、来場者は迷路のようなものを通ることになる。道を真っ暗にするために、段ボールを黒くしているようだ。


 「あのさ、ごめん長谷川、絵の具なくなりそうなんだけど、買い出し行ってくれる?」

 「わかった、行くよ」


 僕は暑いのは苦手だが、段ボール位置をつなぎ合わせるとかめんどくさい作業をするのは嫌なので、仕方なく行くことにした。


 「ショウ、私もついてくよ。きみ1人だけじゃ不安だし」


 なっちがついてきてくれるのは嬉しいが、「1人だけじゃ不安」と言われたのはちょっとショックだった。僕は、なっちと2人で、C北駅のビル5階にある100円ショップまで向っていった。


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