20 カラオケ
「La septième lavande fleurit alors nos étés commencent, nos étés encore」
サビ前のCメロ、フランス語なんだ。グーグル翻訳にかけてみたが、意味は日本語の歌詞と同じで「7つ目のラベンダーが咲いて、再び夏が始まる」らしい。
歌詞を読んでみると、日本語とだいたい同じ意味のところもあれば、違うところもあるようだった。
The time machine, where are we heading?
Even if we get lost our directions,
The dream we have had will be encouragng
Let us continue walking
「タイムマシン、どこに向かっているの?
道に迷ったとしても、持ち続けてる夢が励ましてくれる
歩き続けよう」
The time machine, wherever we're headed,
the future will celebrate us
These paths we've taken, we will go ahead
to the place no one has ever reached
「タイムマシン、どこに向かってても
未来は祝ってくれるだろう
昔歩いた道、私たちは誰も到着したことのない場所に向かっている」
英語にしても日本語にしても、ラストラベンダーの世界観が指し示しているものは明確に表現されている。バンドの曲の参考にしてほしいな、と、僕はなっちに対して思った。
「なっち、ありがとう! じゃあ次は僕が歌っていい?」
「いいよ、何歌うの?」
「ゲームのあの歌、『大冒険時代』のつもり!」
1年半前、据え置き型ハードのソフトとしてH社がリリースしたゲームである「Endless Starry Sky」のイメージソングとして公開した所、公式に取り上げられて話題になった歌だ。ゲームの世界観を、軽快なメロディーと前向きな歌詞で描写している。
当時はヘリアンサスガールズという名前は知らなかったが、公式に取り上げられた歌は聞いた覚えがある。発売当時は「人を選ぶゲーム」という評価を受けていたが、僕はわりと好きだった。
「あのゲームね、かわみんに勧められて結構やってたんだよね。目的もなく星空を旅するゲームなんだけど、意外と中毒性があってね」
なっちも、割とハマっていたようだ。歌を入れる前に、一緒にドリンクバーでコーヒーを入れようとなったので、僕となっちはコーヒーをグラスに注いだ。
「じゃあ、曲入れるよ?」
僕はそう言って、端末を操作し「大冒険時代」を入れた。




