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横書きについて

何か偏った感じになってますが、エッセイという事で勘弁してやってください。

 なぜか「小説の執筆は縦書き」の方が多い気がするのですが、私は横書き派です。

 大きな理由としては以下になります。


・人の目は、横移動の方が楽だと思うから。

・キー操作的に慣れているから。


 前者の方はだいたいわかりますよね。人の目の配置的にも左右に一個ずつで、個々のカタチ的にも上下よりも左右に稼働域が広く取られています。ザクのモノアイだって横移動です。


 というわけで、後者の方について書きたいと思います。



 キー操作という点で、ショートカットキーとその操作に対する慣れの問題が大きいのです。


 ショートカットキー(自分的には「キーバインド」と呼んだ方がしっくりくるのですが)を使うと、ホームポジション(左右の人さし指をそれぞれF、Jに置く)配置から手をほとんど動かさないでカーソルキー移動などができるのです。そのため、文章を書くのに専念できます。もしご存知無い方は、使って慣れましょう。


 私がよく使うショートカットキーは、以下です。(^ 記号は「コントロールキーを押しながら」意味します)


ショートカットキー:意味:動作

^A:Ahead:カーソルを行頭に移動

^E:End:カーソルを行末に移動

^F:Forward:カーソルを1文字進める

^B:Backward:カーソルを1文字戻す

^N:Next line:カーソルを次の行に移動

^P:Previous line:カーソルを前の行に移動

^H: delete backward char: カーソルの左側の文字を削除 (Backspaceキーと同じ)

^D:Delete char:カーソルの(右側の)文字を削除 (Delキーと同じ)

^K:Kill line:カーソルから右側を行末まで削除して削除バッファに格納

^Y:Yank:削除バッファの内容をカーソル位置にペースト


 ※ ^H については古来よりPCで使われているキーバインドのためか後付けの意味がありません……


 macOSであれば、ほとんどのアプリで上記のキー操作が使えます。(某Windows屋さんのOffice製品は、このあたりを思い切り無視して、macOSでもWindowsと同じキーが割り当てられていて、非常に使いづらいのですが……)


 なので、とにかく入力に専念する時は、カーソルキーはほとんど使いません。マウスはさらに遠すぎます。


 上記で紹介しなかったショートカットキーで、^V(画面を半ページスクロールして、カーソルを移動)とか、^L(カーソル位置を画面の中央にスクロール)なんてのもあります。


 私の場合はこれらの操作を、指が覚えてしまっているのです。(主にプログラミングで……)


 ところで、上記のキー操作ですが、前回紹介した縦書きのアプリでも使えるんですよ。

 しかしですね、画面上でのカーソル移動の上下左右は^P、^N、^B、^Fとして、身体に染みついてしまっているんですね。

 これが縦書きになると、文字と行が、縦と横で入れ替わっちゃってるわけで、次の行に移動(^N)したい時に、一文字戻って(^B)しまうわけです。


 自分の場合はプログラミングで慣れすぎてしまってますが、小説等の執筆以外の仕事やメールで、縦書きを使うケースって、どれぐらいあるでしょうか?

 ブラウザも横書きなのですが、アプリごとに意識を切り替える事はストレスになったりしないのでしょうか?


 何かをする時は、なるべく常に同じ操作環境であるのが好ましいと考えます。

 本職の人で普段から縦書きでの編集に慣れているとか、縦書きに慣れようとしているとか、何らかの理由がない限り、無理に縦書きにするよりも、慣れている横書きで執筆に専念するほうがいいんじゃないかな? なんて思うわけです。


 このあたりは、こだわりとかもあると思うので、強くプッシュするわけではありません。



 ここからはこだわりが行き過ぎた持論の話とかですなので、興味本位でとか、参考までにとか思うのですが、キー操作に関するいくつかについて書きたいと思います。


■コントロールキーはAの左隣にあるべき


 これは大昔からパソコンを使っている人にしか通じない事かも知れません。

 大昔のパソコンのキー配置として、コントロールキーはAの左側にあったんです。

 そのため、そういうのに慣れた人向けに、コントロールキーとCapsLockキーを入れ替えることができるキーボードが売っていたりします。

 macOSですと、日本語配列のキーボードはそうなってますし、英語配列のキーボードであっても、システム環境設定で変更する事ができます。


 これに慣れていると、ホームポジションのまま無理しないで、小指でコントロールキーを押せるわけです。


 コントロールキーがAの左隣に無い場合、デスクトップだと左下でやや遠かったり、ノートPCだとなぜか左下にFnがあったりして、コントロールキーを押すために意識が途切れたりするわけです。

 こういうところが、文章を書くのに集中するため、必要な事だと思っています。


■できる限りキー操作の環境をそろえたい


 少し前の方で書きましたが、なるべく操作環境は同じ方が好ましいと思います。

 あるアプリではこうで、こっちのアプリではこうで……と、操作環境が異なると、その都度意識を切り替えないといけません。

 全てのアプリで、同じ操作ができるように……というのが、macOSの思想だとどこかで聞いた記憶があります。(アプリケーション開発のガイドとかにも書いてあるとか無いとか)

 Windowsのキー操作って、コピー、カット、ペーストですらアプリごとにキーバインドが異なっていたりします。それで文章を書くのにどれぐらい専念できるでしょうか。

 1つのアプリしか使わないのだったらそれでもいいかも知れません。でも、私は没頭したいのです。

 エディタで文章を書いていて、ちょっと中断してブラウザで調べ物をしたり、Twitterでつぶやいたり、どんな時にも同じキー操作ができるというのは、非常にありがたいのです。


 ちなみに、Windowsでもできる限り環境を揃えたいという思いもあります。

 (会社ではWindowsを使わざるを得ないので……)

 Windowsには豊富なフリーソフトがあり、その中にはコントロールキーの配置を変更するものや、ショートカットキーの変更を行えるものがあります。

 私の場合、コントロールキーの配置は物理的に変えている(そういうキーボードを使っている)のですが、キー配置の方はkeyhacというツールを使っています。こちらは、Emacsキー配置に変更するための設定が、別に公開されているので、それを使っています。


 実際のところは、自分が使いやすい環境であれば、縦書きでも横書きでも、どっちでもいいんでしょうね。(無理やり〆た感)

次回はScrivenerを紹介しようかなー?

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