表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

縦書きエディタ

プロローグだけでは寂しいので、とりあえず何か書いてみよう〜

 プロローグで「かな漢字変換」「エディタ」……等と書いてましたが、その順で紹介するとは一言も書いていない!


 というわけで、「かな漢字変換」は好きなのを使ってください。デフォルトの日本語入力も悪く無いですよ。設定で「ライブ変換」をオフにした方が使いやすいと思いますが。

 デフォルトの日本語入力のいい所は、辞書をiCloud経由でiPhoneと共有できる事ですね。iPhoneを使っていなければ意味無いですが。

 Google日本語入力は評判がいいのですけど、私は使いません。自分が書いた稚拙な文章が、辞書学習のために高尚なるGoogle様に——クレカ番号やパスワードと共に——送られているかと思うと、恥ずかしくて使う気になりません。


 てな感じでそのあたりはさらっと流して、多分一番世の中の興味を引き、議論を呼びそげな「エディタ」のあたりを茶化してみたいと思います。



 まずよく言われる「縦書き」ですが、「気にするな。お前は本職じゃない」——以上。


 PCの類いを使うエディタは、基本的に横書きなのですが、そこで縦書きにこだわってどうするんでしょう?

 作家気分を味わいたい?

 へぇぇぇぇ。



 やっぱそうですよね! (秘技、手のひら返し)


 ちゃんとした小説を書くことが目的じゃないんです! 気分を出したいだけなんです! なので、縦書きは重要! できれば方眼紙に書いてる感が欲しい! なるほど!


 気持ちはよくわかります。私もお外で、無駄に縦書きエディットしたくなる時があります。(何も思いつかなくて未遂に終わるのですが)


 実は、macOSに付属している「テキストエディット」。これ、縦書きに対応しているのです。

 テキストエディットは、Launchpadでアプリケーションの一覧を開くと、確か「その他」フォルダの中にあった気がします。(私は配置を変更してしまったので、記憶に頼っています)


 このエディタを起動して、メニューバーの「フォーマット」をクリックすると、その中に「レイアウトを縦向きにする」という項目があります。

 しかし、これだけだと微妙な感じになります。

 やたら縦長なので。

 おもむろに、メニューバーの「ファイル」から「ページ設定」を選び、「方向」を「横向き」にします。

 後は「フォーマット」→「フォント」→「フォントパネルを表示」して、フォントファミリーを「ヒラギノ明朝ProN」、書体を「W3」、フォントサイズを好みに合わせると雰囲気が出てきます。

 環境設定で新規書類作成時のウインドウサイズやフォントの設定もできますが、縦書きの設定や、方向は忘れられてしまうので、新規に作成する都度設定してあげる必要があります。


 まぁ、私は使っていませんが。



 お金を使わずに縦書きで文章を書きたい場合は、LibreOfficeのWriterがいいんじゃないでしょうか? 確か原稿用紙っぽいマス目のテンプレートを作成するテクもあったと思います。必要に応じてググってみましょう。


 まぁ、私は使っていませんが。


 使ってはいないのですが、LibreOfficeには寄付(どねーしょん)をしています。Windowsの方でちょいとお世話になったものでして。寄付しなくても使えるのですが、気持ちの問題ってやつです。


 ちなみに、macOSに付属のPagesというアプリもあります。

 こちらは縦書きができないみたいな噂を聞いています。Webを見渡すと、力技でがんばってみた人もいるようですが……。お勧めはできそうもない内容でした。

 (追記)

 Pagesは、2019年3月末のアップデートで、ついに縦書きをサポートしました。使い方は簡単ですので、調べてみると良いと思います。

 ただ、原稿用紙としては使えません。色々試してみたのですが、フォーマットの指定で作る事もできなければ、背景に枠を表示して重ねるというやり方もできませんでした。

 ですので、原稿用紙を兼ねた縦書きを求めるならば、いまだLibreOffceに軍配が上がります。


 というわけで、無料ソフトの話は終わり〜〜。



 続いて、有料の縦書きが可能なエディタについて……です。

 まず始めに結論を言いますと「egword Universal 2」を買え。以上です。


 異論はそんなに出ないと思いますよ〜。めっちゃ原稿を書いている気分が味わえます。なんせ方眼紙の種類もいっぱいありますし。(メニューバーの「ファイル」→「新規原稿用紙…」)


 そりゃーもう縦書きにこだわったこのアプリ。このアプリを使わずして何が縦書きか。

 そんなアプリがたったの 7,800円。(2019年1月1日現在、日本の Mac App Store調べ)

 面倒な労力無しに、金で解決できます。


 やった事は無いのですが、原稿用紙付きでの印刷もできると思います。

 さらにmacOSって、割りと出力時にPDFが選べるアプリが多いのです。

 egword Universal 2の場合も、メニューバーの「ファイル」から「PDFとして書き出す…」というのがあります。これがうまく行かない場合そのもっと下に「プリント…」という項目があります。これを選んで表示されるウィンドウの左下に、プルダウンメニューがあります。ここにも「PDFとして保存」があるので、それを使います。

 こうすると、コンビニプリントへの持ち込みも可能だと思います。(実はその昔、Macで書いた文章を、Window版LibreOfficeに持って行って苦労してやってた事が……。なぜWindowsだったかというと、教科書体のフォントを使いたかったからでした)



 それはそれとして、もう一つの有力候補をあげておきましょう。

 「Scrivener3」これです。

 こちらのお値段はなんと5,400円。(2019年1月1日現在、日本の Mac App Store調べ)

 egword Universal 2より安い! 機能が全然違うので、比較しちゃいけない物ですが。

 超強力なモノカキ向けエディタとして一部で有名なアプリです。


 見た目の雰囲気からやる気にさせるのがegword Universal 2とすれば、充実した機能によりもしかして自分にも書けるんじゃないかと錯覚を起こさせるのがScrivener3とでも申しましょうか。(主観ですからぁっ!)


 私はScrivener2の頃から使用していますが、Ver.3になってついにエディタ内での縦書きがサポートされました。

 メニューバーの「表示」から「テキスト編集」→「垂直レイアウトを使用」で、レイアウトが縦書きに変わります。


 このアプリはなんとiOS版とWindows版もありますので、Dropboxでフォルダを共有して、どちら側からでも編集する事が可能になります。


 ただし、Ver.2とはデータフォーマットが異なっているので、現在Ver.2であるWindows版とは共有できません。

 とは言え、Windows版は現在ベータ版が無料で公開されているので、それを使って共有する事が可能です。

 ですが、現在のベータ版ではメニュー等が日本語化されているものの、いまだ縦書きの機能が入っていません。(Beta 12, version 2.9.0.12 - 2019/2/28頃まで利用可能 - 切れる頃に新しいβバージョンが出ます)

 Windows版は、去年の春ごろに出ると噂されていたんですが、もう一年以上ベータ版のまま無料で使えてるんですよねぇ。


 ところで、私は特に縦書きにこだわっていないので、Scrivenerでの縦書き設定はよくわかりません。ちゃんとフォーマットすると、そこそこ使えるのかも知れませんが、軽く使った感じだと「テキストエディット」と同等レベルに思えたので、興味を失っています。

 ですが、「フォーマットなんて関係ないんだー。縦書きで執筆さえできればいいんだー」という方には、おすすめできると思います。


 そう。こう言っちゃ何ですが、私は「書く時は横書き」派なので、縦書きエディタをほとんど使いません。

 縦書きエディタは書いた文章のチェックの時に使えればいいやって感じです。

 なので、基本的にScrivener3で書いて、必要に応じて縦書きチェックにegword Universal 2を使っています。


 Scrivenerに関しては長くなるのでこのへんで。

次は、エディタの横書きについて書こうかなぁ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ