つなぎとめたい恋。
僕たちの恋愛は歪んでいる。
どうしても彼女の心をつなぎとめたい!
どうしようもないぐらい僕は彼女が好きだからだ。
僕の名前は 『修兵』25歳で彼女は 『あゆみ』僕と同じ歳だ。
彼女との出会いは、大学生の時にあゆみと出会った。
僕たちは仲がいい男女のグループにいて少しずつ僕はあゆみと話すようになる。
そこから自然と付き合うようになって...。
でも、あゆみは僕の事がそんなに好きじゃない!
成り行きと言うか? お酒の席でついそういうノリになったと言うか?
だから、僕はあゆみによく言われる事がある。
『別に私は修兵の事がそこまで好きじゃないから~ 別れたくなったら...。』
『僕はあゆみと別れないよ!』
『じゃ今日、他の男の子と遊びに行っていいよねぇ~』
『えぇ!? ダメに決まってるだろう!!!』
『じゃ、別れてもいいよ~』
『うーん? わかったよ~ 早く帰って来いよ!』
『うん。』
あゆみとは長い間、半同棲を続けている。
その日のあゆみの帰りは、㏂3:00過ぎだった。
べろんべろんに酔って帰って来たあゆみに僕は何も言えず......。
僕は、もうあゆみの言いなりだ!
それでも、僕はあゆみと別れたくない!
一方的に好きになるとこうなるんだと......? 今では良く分かる!
◇
こんな事が1年続いた。
きっと、あゆみは男遊びも浮気もたくさんして来たんだろうな!
それでも、僕はあゆみを許し続けてきた。
それもこれも、僕があゆみを大好きだから。
◆
でもそんなある日、僕の運命を変えることが起きた!?
僕があゆみ以外の女性を好きになったからだ。
僕は正直に、あゆみにいう事にした。
『実は、、、あゆみ以外に好きな女性が出来たんだ。』
『えぇ!? でも? その女性とはまだうまくいってないんでしょ?』
『めちゃめちゃ仲良くなったよ! だから、僕と別れてくれないか!』
『ちょ、ちょっと待って! 急に別れて欲しいとか言われても......。』
『別にいいじゃん! あゆみ、僕と別れたいって言ってたし! 問題ない
よな~ 僕はあゆみと別れたら、その彼女と付き合おうと思っている。』
『もう、修兵は...? 私の事、好きじゃないの?』
『まぁ、そういう事だね! 今までありがとう。』
『わかったわかった! じゃその女の子と遊びに行っていいよ~ でも私は
修兵と別れないから~! それだったらいいよ!』
『勝手なことを言うなよ~! 別に遊びの女で、その子を選んだんじゃないん
だよ! 僕はその子の事、本気なんだ!!!』
『今度は、修兵が遊べばいいよ~ どっちにしても私は別れないから!!!』
◇
僕が何度、あゆみに別れたいと言っても...別れてくれなかった。
僕は仕方がなくその彼女とあゆみと両方と付き合う形になった。
僕はこんな事、望んでないのに......。
あゆみが別れてくれない!!!
◆
でも、だんだん慣れてくるのか?
あゆみとの関係と彼女との関係の両立が上手くいっている。
もう、あゆみへの気持ちは全くないのだけど......? 腐れ縁なのか?
今の関係でもいいと思えてきた。
彼女には申し訳ないと思っている!
だけど...? 案外、今の関係が好きだ!
今では、あゆみと僕の関係が裏返った。
僕の方が有利になっている。
今の彼女には、あゆみとの関係はバレていない!
最後までお読みいただきありがとうございます。