シアン・カラーズ 第5話
「ふう、楽しかった…。」
ヘッドギアを外し、ベッドからおりながら独り言をいう。
団長がイケメンだった、うん、明日からもがんばろう。あの笑みは勘弁してほしいところだが…。
机に向かってpcを起動する。することはACS(Archives of collapsing stories)について調べること。
ジョブについたのはいいのだが、もともとはフェンサーとかになろうと思っていたのだ。好奇心に負けて盗賊になってしまったわけだが…、まぁ、団長が格好いいのと、なんだか楽しそうなので良しとする。
盗賊について調べてみると、それなりに珍しいジョブなのだそうだ。
といっても勇者やドラグーンに比べるとそこまでではないみたいだけど、剣士や闘士よりかは、といったところだ。
5つほどの盗賊団があって、黄昏の盗賊団は二番目に小さい盗賊団で、ゲーム内の評価というか、NPCからはそこまで認知されていないそうだ。
ふむふむ、だから名乗れって言ってたのか、団長の為にも黄昏の盗賊団を有名にしてやろう。
えーっと、あとはジョブとしての盗賊。斥候に似たスキルを持っている。だが、<盗む><強奪>などの、盗賊特有のスキルも多い。
フィールドMOBや、BOSSモンスターだけでなく、プレイヤーからも盗むことができるので一部のプレイヤーからは疎まれている。
現在盗賊の最高レベル到達者はハンゾウ、LV41だそうだ。
ハンゾウって…。盗賊じゃなくて忍者でしょ…。忍者ってジョブあった様な気がするし。
所属は暗夜の盗賊団、ACS内最大の盗賊ギルドだ。
まぁ、こんなもんか。
そのままPCのメッセージアプリを起動し、ACSに誘ってくれた友人に盗賊になったことと、すごく楽しかったと伝える。
一緒にしたいが今度は友人がしばらくできない環境になってしまったそうだ。
PCを閉じ、ご飯を食べに行く。
ふふふ、明日から楽しみだな…。




