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Archives of collapsing stories  作者: 仙人
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ループ・サウィルダ 第8話

死んでしまった。

まぁ、あれはしょうがないか、いや、躱せたかな、もっと強くならねば。


槍以外の色んな武器を使おうと、様々な長物を持ってきた、槍はもちろん、薙刀、大鎌、ハルバード、狼牙棒をもってきた。

全部しょってるので、結構重い。あとガチャガチャなってうるさい。


レベル上げをしつつ、フォース森林にて各武器の使用感を確かめる。

槍は今まで使っていたので、とりあえず保留。

薙刀は、槍の穂先が刀になっている武器だ。刺すことよりも斬ることを重視した武器なんだろう。フォレストビーを斬る。まぁ悪くない。

大鎌。こちらは鎌がそのまま大きくなったような感じで、斬るのも難しい、取り回しもしづらく、微妙だ。

ハルバードは槍の穂先と横に斧がくっついたような武器で反対には突起がある。これは相手を叩き切るためなのだろう。フォレストビーストを思い切り斬りつけると、縦半分にしてしまった。槍よりはるかに重いが、まぁまぁ使えるだろう。

狼牙棒は槍の穂先の部分がとげとげのこん棒になっている武器で、要するに長めの鈍器なんだと思う。ゴブリンにぶつけたところ、頭がひしゃげてしまった。


どの武器を使おうか。

男としては大鎌には少しあこがれるが思った以上に使いにくい。

薙刀はハルバードと被っているような気がするしなしかな、ボスに対して、斬系の攻撃は聞きにくい場合があることが分かったので、とりあえず狼牙棒を使ってみよう。


トエスク王国に戻り、アボノー商会から紹介してもらったフォルジュさんの工房に行き、ストーンリザードマンのうろこを渡し狼牙棒の作製を依頼する。

現在のレベルは8なので明日までに10にあげて、東の方へ行ってみたい。

最初にもらえる槍でフォース森林の雑魚MOBを狩っていく。


翌日上がり切らなかったのでフォース森林にいき10に上げてからフォルジュさんのところに行き、狼牙棒を受け取る。

特殊な効果はつかなかったらしい。残念だ。

昼食を取り、東へ向かう。

フォース森林は北も東も大差はなく、鬱蒼とした暗い森が広がっている。

何度かモンスターと戦闘になったが、狼牙棒で潰し進んでいく。

日も暮れてきたので休憩を取ろうと、木陰で休んでいると、どこからかジャーンと鐘を鳴らす音が聞こえてきた。

何かのイベントかと思い身構え、辺りを見回すが特に変化は見当たらない。するとまた金の音が聞こえてきた。少し遠い場所からのようだ。

気になり、音のした方へ歩いていく。


蔦に覆われた遺跡を発見した。

そこまで大きくなさそうなので、そのまま入ってみる。

幾つかの部屋に分かれているようで、鐘の正体は分らなかったが、使用済みの灯石を見つけた。きっとほかの冒険者が探索中なのか、し終わった後なのだろう。

奥に続く階段を見つけ、降りていく。


なかでは戦いが繰り広げられていた。剣士と大男の戦いが。剣士はプレイヤーだ。

危なければ手伝おうと思ったのだが、すぐに決着がついた。

剣士が勝利したのだ。盾を飛ばされたときはひやひやしたが。

そしてあたりを探索し始める。なんとなく物陰に隠れてしまった。みつかってもめ事になるのはかなわないからな。

こちらからは見えない場所で何かしたのだろう。高台から凄い気が溢れて、そのうちしぼんでしまった。

剣士が高台に上っていった。

宝箱でも出たのだろうかと、近づいていく。

剣士は箱を恐る恐るあけ、中のものをみて一瞬固まり、笑い出した。


「ふっふっふ、天は俺を認めているのだ!」

箱の中身を取り出し、高く持ち上げる。

何だあれは?王冠?

そしてゆっくりと被る。

大丈夫かそれ、呪われたりしないか?つい声を掛けてしまう。


「おい、大丈夫か?」

「うわぁぁっ!?」

ものすごく驚かれてしまった。


「うわ、なにプレイヤー?もう、びっくりさせないでくれよ!」

「す、すまん。それよりそれ大丈夫なのか?」

王冠を指すが、きょとんとされる。

「何がだ?」

「いや、だってなんかものすごく禍々しい気が出てたぞ、この魔法陣。」

どうやら大丈夫らしい。この遺跡をついさっきクリアしたらしい。

「ところでお前は何でここに?」

「鐘の音が聞こえてな、あの銅鑼だろう、多分。」

「そっか、俺の名はリュ…、いや、キングだ!おまえは?」

「リュ?おれはループだ。」

「残念だったな、先に遺跡を見つけたのが俺で。」

「いや、遺跡の報酬がそれだっていうなら、よかったよ。」

遺跡のなぞ解きを何時間もかけた結果、報酬が王冠だけなら残念すぎる。その点こいつは喜んでるみたいだし良かったんじゃないか?

「ループはこれからどこへ向かうんだ?トエスクに帰るなら一緒に行くか?」

「いや、俺は東に向かう。」

「そっか、じゃぁ、またな!」

そういってルンルン気分で遺跡を出て行った。


なんだったんだあいつは。

一応ほかに報酬がないかさっと見て回り、遺跡をでる。

そして東へ向かう。

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