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Archives of collapsing stories  作者: 仙人
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アペティ・グリード 第6話

喜びもそこそこに、急いでラニアの元に向かう。


「ラニア!」

返事はない、ただの屍のようだ…。

「そいつは死んでる、おれと違って起き上がることはできないんだと。」

そう、ベーダに告げられる。死後の世界は幽体のようなもので、近くで死んだ場合会話などできるそうだ。


「じゃぁ、ベーダ一回死んで話してきて!」

「なんでそんなことの為にお金使わないといけないんだよ。」

それに、話してもあいつは戻ってこれないぞ。と付け加えられる。

たしかにそうかもしれないけど。

倒すか倒されるまで見ておくと言っていたそうだ。

等と話していると、ラニアの体が光に包まれていく。

生まれ変わるのだろう。


ありがとう、、君のことは忘れないよ…。

まぁ、どうせフレンド登録してるし、会おうと思えば会えるだろうし。


さてと…。無事タルパを討伐することはできたけど。

「みんな、お疲れ、ラニアのことは残念だったね、ごめん。」

「お疲れ様!ユウキ君が謝ることはないよ!はっ、ベーダ、あの時は助けてくれてありがとう!」

「別に、それよりさっさと戦利品の確認をするぞ。」

ベーダぶっきらぼうに答え、タルパの死体の方に歩いていく。

私たちもついていき、報酬を確認する。


タルパの鉱石×5

タルパの爪×2

魔石×1


鉱石は体についていた、鎧の部分がはがれたもので、爪は根元からなのかものすごく長く、其れだけで60cmほどもある。魔石はドッジボールくらいのサイズだ。


「魔石は換金して分けるとして、あとはどうしようか?」

「鉱石は一つずつ、あとは爪か鉱石か選ぶ感じかな?」

「おれは鉱石と爪一個ずつでいいぞ。残りは別にいらん。」

「アペちゃんは?」

「んー、私もそれでいいかな?」

「じゃあ鉱石3つもらうね。」


そしてラニアの槍はとりあえず私が持つことになった。らにあと武器を交換したため、ラニアと一緒に消えてしまったのだ。バンスカ王国にかえったらユウキ君が知り合いに渡してくれるらしい。


そうして私たちは帰路についた。ベーダが最短ルートを考えてくれて、1時間ちょっとで帰ることができた。

朝に出発したというのに辺りは夕焼けに包まれていた。

山に囲まれているので、日没が早いというのも原因だろうけど。

出ると同時に6人の男達に囲まれた。


「ヤキヤさん?」

ユウキ君の知り合いのようだ。

「おう!兵士さん、久しぶりだな!」

「お久しぶりです。もう到着していたんですね。」

「おうよ!ところで、ラニアの奴はどうしたんだ?姿が見えないようだが?」

「それが…、戦闘中に…。」

「おいおい!まさかおっちんじまったてのかぁ?」

どうやらラニアとも知り合いのようです。私の持ってる槍をヤキヤさんがみて、笑いだす。

「はっはっは!ほんとに死んじまってるとはな!お前らは逃げ帰ってきたのか?」

「いえ、タルパという魔物にラニアは倒されてしまって、その魔物は何とか倒すことができました。」

「そうか、ひと足遅かったな、国王から話しは聞いたんで、手伝いに行けるかもって思ったんだがなあ!」

がっはっはとわらうヤキヤさん、ユウキ君と顔を見合わせ槍を渡す。

「あの、これラニアの槍です、よろしければ受け取ってください。」

「おう!すまんな、家のラニアが迷惑掛けちまったみたいでよ!」

いえいえ、とんでもない、と話し、じゃあ俺たちは帰るわ!といってどこかへと帰っていった。

声の大きい人だったな。


報告の為に王城を目指した。

出てきたところが8層くらいの低層だったので割とすぐにつくことができた。

王城に入ると、ジョルドムさんが迎えてくれた。

「おやおや、皆さまお早いお帰りで、なにかわかりましたかな?」

「かくかくしかじか。」

「左様で御座いましたか。すぐにご案内します。」

と、そのまま謁見の間にとおされる。


「よくぞ帰った、冒険者達よ。それでは報告を聞こうか。」

「かくかくしかじか。」

いや、ユウキ君さっきからそれいってるけど、なんで通じるの?

「そうであったか、ご苦労じゃった。では宴の準備をしよう!そして約束通りお主等にはプレゼントをするとしよう。」

此方に来たまえ。と王様とジョルドムさんが、入口とは違う扉の方へ歩いていく。

しばらく歩いていると、何十にもカギの掛けられた部屋があった。

ジョルドムさんが順番に開けていく。


そして重重しい扉を開けた先には、多くの武具や、鏡、鉱石、宝石等が部屋を埋め尽くすかのようにあった。


「さぁ好きなのを選ぶがよい。」

王様に言われ、サンにンとも好き勝手に見だす。

武具は箱に入れられ見やすいのだが、周りに散らばってる宝石が邪魔である。

数十分眺めていると幾つかに絞ることができた。


二段ジャンプが可能になる靴

炎をかたどった大剣フランベルジュ

腕力がます籠手

一度だけ身代わりになってくれる指輪


どれも捨てがたい…。

と悩んでいたのだが、二人とも決まったようで、王様に渡している。宴の時に贈呈してもらえるそうだ。

ユウキ君は盾かな?そしてベーダは真っ黒なマント。ぷぷ厨二臭い。

んー、これにしよっ。

手に取り王様に渡す。


これをもらったら、みんなとの冒険はおしまいか…。

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