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Archives of collapsing stories  作者: 仙人
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ラニア・サウィルダ 第6話

「そこの兵士さんから面白いことが聞けるぜぇ?」

そういって奥に引っ込んでしまうフォルジュ。

兵士はフォルジュの発言にギョッとしこちらを見つめている。

プレイヤーだよな?そう思いながら話しかける。


「えっと、こんにちわ?ラニアっていいます。」

「こ、こんにちわ、ユウキっていいます!」

「えっと、面白い話って?」

「そうですね、初対面の方にはなすのはすこし恥ずかしいですが…。」

ん?

「ある日お風呂からでて、そのままトイレに行って大便をしていたんです。すると太もものあたりにぴちょんっと水滴が落ちてきたんです。すぐ上を見たんですが特に何も見当たらず、気のせいかと思い、しばらくするとまたぴちょんって水滴が落ちてきたんですよ!」

え、なにこの人急に怖い話し始めたんだけど、面白い話じゃなかったのか?というより、そんな話をNPCから聞けって俺言われたの?

「怖くなって上を見上げたんですけど何もなくて、出ようと思いトイレットペーパーに手を伸ばすと今度は腕に水滴が!怖さを必死に押し殺して今度はゆっくり視線を上げていくとそこには!」

ごくりとつばを飲み込み。

「前髪から垂れる水がぁたっ!?」

つい殴ってしまった。横でヤキヤが大爆笑しながら床を転げまわっているが無視する。

「な、なにをするんですか!」

「くだらん事いってるからですよ!」

「面白い話っていったのはそっちじゃないですか!」

「いや、そういうことじゃないと思いますけど!」

一瞬きょとんとし、ぽんと手をうつ。

「もしかしてドワーフのことですかね?」

「もしかしなくてもそれじゃないですかね?」

「なるほど、では…。」

こほん、と咳ばらいをし、話し出す。

今回のアップデートでおそらくロックス山脈にドワーフが現れたらしい。

ロックス山脈に街が出来ているそうだ。自分は騎士になったばかりで新しい武器を手に入れようと、この工房に訪れたそうだ。

国から調査に行ってほしいといわれているそうで、冒険者ギルドにも依頼が張り出されているようだ。

ドワーフといっているのは冒険者だけで、まだ実際いドワーフかどうかは分っていない。

そこまで話を聞くと目の前に【クエスト:山脈にできた街を開始しますか? YES/NO】と出てきた。

ユウキのほうにも出てきたようだが、何やら考え込んでいる。


一緒に聞いていたヤキヤに行ってもいいか聞く。

「ロックス山脈か、お前の修行に丁度良さそうだし、それに街も気になるしな!」

良さそうだ、クエストの内容を改めて確認すると自由騎士とともに調査に行く。と書いてある。さっきも思ったけど騎士って確か、城壁の警備などの糞つまらん兵役をこなせないと慣れなかったはず。

ユウキという目の前のイケメン騎士といけということなのだろうか?

「えっと、ラニアさんどうしますか?なんだかPTクエストっぽいですけど。」

「ユウキさんは大丈夫なんですか?」

「私は大丈夫です。もともと一人で行くつもりでしたし。」

「じゃぁ、おねがいします。」

と頭を下げる。そしてクエストのYESを押し、ユウキをPTに誘う。

「改めてよろしくお願いします。ラニアさん。」

「こちらこそ、よろしく、敬語は無しにしませんか?」

「わかった、よろしくラニア!」

「あぁ、よろしく!」

握手を交わす。

「俺は傭兵達を集めて行くわ!じゃぁな!訓練さぼんじゃねえぞ!」

そういってヤキヤは工房から出ていく。


「取りあえず、他の工房を見に行って武器を新調して、それからアイテムとか揃えないといけないし明日出発でいい?」

「そうだな、明日西門に8時くらいでいいか?」

「うん!それで!じゃまた明日!」

そういいユウキも工房から出ていく。


ラニアもアイテムを揃えに商業区に行く。

アイテムと言っても、持てる数は限られているので、そこまで買わずにすます。いつのまにか日も暮れていた。宿に帰るかと思い向かおうとすると、どこからかいい香りがしてきた。同時に腹の虫もぐううと鳴きだす。香りの発生源となっている屋台を発見する。そこにはてかてかとしている串に刺された肉が並べられている。

「おっちゃんそれなに?」

「らっしゃい!海岸でとれるサハギンの照り焼きだよ、どうだい一本?」

と串を差し出してくるので、銅貨を払いいただく。

醤油のような匂いが鼻腔をくすぐる。思わずかぶりついてしまう。

触感は鶏腿肉のようにプリッとしているが、味は淡泊なのだが、そこに照り焼きのたれがマッチしておりうまい!

あっという間に食べきり、二本目を購入しあっさり平らげる。

ごちそうさまとあいさつし宿に帰る。


そして久しぶりにログアウトする。

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