第1章
1日一回投稿するとおもいます。
拙い、語彙力ですが、読んでくれるとありがとです。よろしくお願いします。
「貴方はこの世界に何を望みますか?何を願いますか?」
僕の目の前にその女性は現れた。
いや、現れたというよりも、前からそこにいたという感じの方が強いのか。目の前の女性の姿が霞み何故か見えない。でも、僕はこの雰囲気、声が懐かしく心地よくも感じる。不思議だ。
ああ、なんだろうか、この気持ちは。
僕は初めてここに入るのか?ん?確かこれは前にもあったような。
いや、それよりもこの女性から言われたことに答えないと。
だが、それは、この空間は、この夢のようなものは僕の教官によって消えてしまった。
「ーー!ーーぃ!ーおい!起きろー!」
「いでっ!な、何するんですか!」
「何するんですかじゃねーよお前、この頃ぼーっとしすぎだぞ」
ん?ああ、また、あの空間?夢に入っていたのか。
最初の頃は寝ている時にしかこなかったのに。
今、思い出そうとすると何も思い出せない。
あの人は何といっていたんだっけ?
まぁ、いいっか。
てか、この頃よーく、来るんだよな。担当医に言っても分からない。と言われたし、まぁ、どーしよーもないんだけど。
最悪、戦闘中にだけ来なければいいし。
「おい!ルーカス!」
おっと、また考えに浸っていたようだ。
そろそろ、怒られそうだしな。
返事をしとこう。
「はい、何でしょう?」
「ああ、今から進級テストをするから、準備をしといて欲しい。」
そう言ってその教官は準備のためなのか、奥の部屋に入って行った。
僕の通っているこの学校は、剣士と魔法使いを育成する学校だ。
僕が得意としているのは剣士なので、剣士科で授業を受けている。
まぁ、得意としているというか、これしかできないのが現実なのだが。
僕は魔法がつかえない。
というか、魔力自体ないらしい。
この世界の人は誰でも、魔力がある。
そして、少し習えば魔法が使えるらしい。
一国を滅ぼすレベルから、紙を燃やす程度のものまで多岐にわたるらしい。
僕は先天性な病気のせいで、これから、治ることはないと言われたから、魔法というものは使えることはできないだろう。
このせいで、親からも、同級生からも、教官からも、蔑みられ、迫害を受けているのだか、まぁ仕方ないだろう。僕が異常なのだから。
少し、長くなってしまったが、進級のことも話しておきたいと思う。
進級とは、その名のとうり級を進むことだ。
級は、F級から始まりSS級まである。
僕は、三年前くらいに親に親に金を貰ってこの学校に入学させられた。
多分、もう帰って来るなという意味なのだろう。
ここには、寮があるからな。
まぁ、それで三年前にここに入って今が15歳で未だにF級だ。普通なら三年たったら、DかEになってるのが普通なのだ。
だか、僕は魔法が使えない。
それは大きなデメリットになる。
魔法使い対普通の剣士なら、魔法使いは、魔法によって攻撃し、剣士は剣に魔力を纏わせ魔技と呼ばれる技を使い攻撃する。
剣士になろうとするもの自体総じて魔力が少ない。
だから、魔技と呼ばれる技が普及したのだ。
だか、僕は魔力がないため、魔技が使えない。
そうするとどうなるか。
剣技で魔法は確かに切れる。
これは、魔技をあえて使わない剣士に言わせるととても高難度な技らしい。魔法の不定形な核を切り、多大な集中力を使うのだから難しいに決まってる。
だが、魔技を使えば不定形ではなくなるし、切りやすくなる。まぁ、魔法を切ることができたって魔技を使ってるものに言わせればだからどうした?程度なのだ。
それに、魔技による、大規模魔法も使える。
だか、魔法による大規模魔法に対してただの剣技では、歯が立たない。
ついでに、魔技による大規模魔法にも歯が立たない。
このせいで、万年F級だったのだ。
だか、今年赴任した、あの教官は、それではダメだ。
ということで、純粋な剣技で俺に勝ったら級を上げてやると言ったのだ。
僕はこの言葉自体に驚いた。
まず、魔技を使わないこと自体難しいのだ。
だって、生まれてから備わっているものを除外することだから。
生徒の中にも魔技をあえて使わないやつもいるけど、どれも、素人に毛が生えた程度の腕前になってしまう
だが、あの教官は自信満々でそう言ったのだ。
純粋な剣技も高いということになる。
僕は胸に期待を乗せつつ、試験場へと足を運んだ。
自分を認めてくれる人がいると信じて。
あまり、作者は出てこないとおもいます。
よろしくお願い致します。