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不死鳥の歌

 阪神淡路大震災によって崩壊した町で歌い続ける年上の彼女に、僕は生まれて初めての恋をした。そして15年もの時を経て、復興した神戸に彼女は再びやってきた。瓜二つの娘と共に。母親にギターと歌を教えられた娘は歌っていた。奇しくも、僕と彼女が始めてであったあの場所で。そして今日も歌う。観客は、僕一人だ。初恋の女性の子の担任になった僕と、初恋の彼女の娘が紡ぐ、おかしくも優しい時間。この町は蘇った。不死鳥のように。

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