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他人任せ異世界論  作者: 百足ムカデ
王都編
27/30

第27話 道筋2

 叡智さんモカさんのいる場所まで案内して


【個体名モカ・ホイップの現在地までの最短距離を表示します】

【目的地が変動する可能性があることに注意が必要です】

【案内用ラインを表示します】


 すご!視界に緑色の線が浮かんできた、ARシステムみたいだ……!この線に沿っていけばモカさんの所に行けるってことか

 ていうか目的地を人にすることもできるのか、司法書士さんがいる土地が限界だと思ってた

 叡智さん、ちなみにこれルリに見えてる?


【叡智システムにおける全ての現象の観測はマスターのみに制限されています】

【許可を与えれば他者にも付与することができますが、別途魔力が必要になります】

【現在、魔術等価法によって、マスターは魔力を使えないため、この機能は使用不可能となります】


 つまりあと約1年間は僕だけってことか、色々気になることがあるし道を歩きながら叡智さんに情報を聞くとするか

 まず1つ目、魔術等価法ってなに?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

魔術等価法まじゅつとうかほう

 契約魔術を応用し、任意の代償を支払い任意の力を得る法則

 使用するには特殊な知識と技術が必要になるが、その分有用

 支払う代償が大きいほど得られる力も壮大になる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【補足として、マスターが使用する際は叡智が適切な代償で代行します】

【代償を選択することも可能です】


 つまりあのときは「初見でも呪術を1回使えるようになる」代わりに「魔力1年分を支払う」代償を払ったってことか

 魔力1年分でようやく呪術1回って僕の魔力弱すぎない?


マスターの所有する魔力は2〜3歳ほどです】


 赤ちゃんかな?いや人によっては離乳食に手を出し始めるくらいか?

 そうじゃない、今確信した僕、弱すぎる

 現実逃避しよ、ルリの影が暴れてたのはなんでなのか調べるか


【本人の許可が必要な設定です】

【今すぐ見れるよう変更しますか?】


 あ、加護か何かなのかな?変更はしないでルリに聞こう


「ルリ、加護を調べてもいい?」


「かご、ですか?いいですよ」


「ありがとう、ルリ」


「…?はい」


 許可も取ったことだしルリの加護を調べよう


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『』

年齢:8

状態:隷属

信頼度:62/100 C

備考:服に喜んでいる

所持加護:『幻獣の加護』『道具の加護』

生い立ち:閲覧には奴隷の許可が必要な設定、一存で閲覧可能

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 2つ持ち!?これ珍しいよね?


【後天的に得られる加護を除けば2つ持ちは大体1/10³くらいの確率です】

【後天的に得られる加護は条件さえ満たせれば理論上無限に取得可能です】


 ルリって凄い子なんだな……

 じゃあそれぞれの加護を教えて、ざっくりでいいよ


【『幻獣の加護』は個体により能力が変わります】

【個体名「」は影に入り込み、影の中を移動することができる能力です】

【自身の影を最大3メートルまで伸ばすこともできます】


【『道具の加護』は知らない道具でも自在に扱える能力です】

【ただし、道具と認識しなければ扱えません】

【逆に、道具とさえ認識すればどんなものも扱えます】


 本当にすごいな、確か加護って魔力使わないらしいし、影移動は影の中に入ってれば無敵では?


【影の中は基本無敵です】

【ただし、長時間移動していると空気が薄くなり窒息します】

【現状、個体名「」のみだと最長で5分ほどです】

【空気を戻すのに同じ時間だけ必要になります】


 さすがに無限に無敵は無いか、でも5分間無敵はすごい……チートかな?

 その影に隠れてるけどどんな道具も自在に扱える道具の加護もかなり強いよな……

 ルリ……君は転生者なのか?


 【違います】


 そんな情緒も無しに……!


「ごしゅじんさま……」


 ルリが震える声で猫耳をペタンとしながら呼んできた、どうした?と思ったが、周りを見ればすぐ分かった


「どこもかしこも差別の目…か。」


 ルリにフードを被せて早足で線を追う、何か呼び名作るか、道案内の線だから……「アテンドレーザー」略して『アンザー』とかどうだろうか


【名称として設定されました】


 設定されちゃった、まぁいいか

 アンザーを追ってモカさんの場所へ向かう


***

 

 移動してる最中にルリは寝ちゃったみたい、たくさん着せ替えられてたし疲れちゃったのかな


「おや、ヨウスケ?よくここが分かったな、それも『加護』か?」


 いたずらっ子のように微笑むモカさんとメガネをした金髪セミロングの女性

 この女の人が司法書士さんかな?


 ……加護に関して、簡単にでいいからモカさんに言うべきだと思った

 こんな得体のしれない加護を問わないのはもうマナーとかで納得できない、長い付き合いになるだろうし、話せる範囲で話さなきゃ


「その件に関しても後で話しましょうか

はじめまして、僕はヨウスケといいます」


「あら、ご丁寧にありがとねヨウスケくん、私はマナ・オーダー、モカちゃんの友達で司法書士!あなたのこれからを決める係です!よろしくね」


「よ…よろしくお願いします……ははは……」


 さすがに苦笑いも出る、僕の行く末サラダ感覚でトッピングしたりしないよね?

 裁判官とか検察じゃないしそこまでの権力はないか


「それじゃあ喫茶店か何処かでお話しましょうか、くだんの奴隷ちゃんも一緒に入れる店があるわよ」


 そのくだんのルリはすやすや寝ているんだけどね

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