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世界が変わるのは俺のせいじゃない!  作者: ウカブ
第三章 【 精霊の意思 】
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第三章 5 『vs ノース』



「そういやヴィザルは・・・体力的に無理か。」



 ベルたちがすぐに来てくれたのを考えても、ヴィザルは頑張ってくれた方だ。

 


「この穴は誰が開けたの?すごい音したけど。」

「この小人とは別の小人たちが合体巨大化して開けたんだよ。俺が負けた後、博士を持ったまま外に出ていった。」

「それならすぐ追わないと!」



 ヒナタの言葉で全員走り出して外に出る。

 外で塊を壊していた先生と生徒がノースを取り囲んでいた。



「なんか穴の大きさよりも大きくないかな!?」


 ヒナタが叫ぶ。部屋にいる時よりもさらに巨大化していた。

 生徒がゴーレムハンマーで足を叩いていたが壊れていないし、怯んでもいない。

 魔導の杖での攻撃もまるで効いていない。



「ビッ!」


 足を上げ、地面を踏みつけると、一直線にあの塊が次々現れ、何人もその勢いに飛ばされて負傷していく。

 さらにノースから再び何体も小人が出てきて、かなり苦戦を強いられている。



「それでも今回は負けるつもりはない!」


 ロキは魔導銃を水属性に合わせて指輪を当てた。ガシャッっと音がして、弾が装填された。



「相棒の研究の力、試させてもらうぜ!!」


 ロキが銃を構えると、行動を察したのかノースがすぐに土の壁を作る。

 防がれてしまったものの一発で壁は壊れた。が、すかさず小人たちがロキたちに向かってくる。



「外なら俺も負けねぇ!」


 他の人たちもいるが、構わずロキは地面に触れて、土を弾丸のように飛ばし小人たちを塊に変える。

 その間にベルとヒナタがノースに迫ったが、行く手を壁と小人に阻まれる。



「魔法剣・風!」


 ヒナタはノースが出した壁を斬り、小人を斬り、その場で足止めされる。

 ベルも魔剣で同じく斬る事は出来ているが、なかなかノースに近づけない。



「このままじゃ埒が明かないわね!」

「ベル!俺とヒナタで引き付けるから、近づけたら光魔法で目くらまししてくれ!隙が出来たら俺がこの靴で飛んで博士を助ける!そしたらドカンと一発決めてくれ!」

「わかった!」


 ロキは学園までの馬車の中で、レオナルドが履いていた靴を真似て作った。しかし、まだ試していない未調整の風の靴。恐怖もあるが、一発成功を祈るしかない。


 ロキたちは、ベルを起点に両サイドへ分かれる。

 ヒナタが足元を狙って突進し、壁と小人を斬り続ける。

 これに合わせて、ロキは足元の土を思いっきり盛り上げた勢いでジャンプし、空中から頭を狙って銃弾を撃ち込む。右手で防がれたが、見事に砕け落ちた。



「こんなにすごい威力なの!?」

「いくよー!閃光!!」


 近づいてきたベルの方を向いたノースに眩しい光を出す。

 ロキたちはその瞬間目を閉じ、ノースが下を向いた。

 すかさずロキは風の靴を使う。想定よりも強い力でノースの手首に乗り、足の痛みを我慢しながらなんとか博士を抱きかかえ、ベルのいる方へ飛ぶ。



「ベル!いまだ!」

「ひっさつ!ファイアラズル!!」



 ベルが斜め上に向けて、火炎の渦を放つ。ノースがとっさに左手で防ごうとしたが、左腕ごとボロボロになって落ちていく。



「まだよ!」

「最後の仕上げだ!」



 ヒナタが右足を斬り離し、ロキが左足を撃ち砕いた。

 ドスンっと音を立ててノースは倒れた。


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