21 平常
そんな感じで、いつもの落ち着きを取り戻した我が家。
レマリィやライブレンさんは、後処理に大忙しの模様。
まあ、"若仙人"絡みの事件の後のお約束ですので。
シュレディーケさんは、エルサニア国民として冒険者登録を終えて、
今はエルサニア王都を基盤として冒険者活動をがんばっておられます。
我が家やモノカ邸では暮らさずに、各地の宿を転々と。
定住せずにいっしょに旅してくれる仲間を探しながら、だそうです。
ツァイシャ女王様自ら後見人となっていただけたのは、某国からの横槍への牽制のため、でしょうか。
そういえば、ずっと曖昧なままだけど、某国ってどこなんだろう。
あの事件でバーサーカーしちゃって落ち込んでいたアランさん、
シュレディーケさんに会っても『モンスター』化しないほどの重症だったそうなのですが、
頼りになる助っ人たちに救われたそうです。
マクラちゃんたち、ちっちゃい4人娘さんの発案で、
『ヴェルクリの家』の子供たちやオーバン孤児院の子供たち、
みんなで、あの集落にアランさんを連れて行って、
大レクリエーション大会を開いてくれたそうです。
お食事会や読み聞かせ会、大規模鬼ごっこ大会、
4人の奥さまたちのがんばりもあって大成功だったとか。
もちろん、集落の子供たちとも仲良しになれたそうですよ。
良かったですね、アランさん。
普段のがんばりは、ちゃんと報われるのです。
ただ、リグラルト式鬼ごっこでは、『モンスター』的な意味でがんばりすぎちゃったそうで、
奥さまたちからのおしおきシーンを、子供たちにばっちり見られちゃったとか。
どんなに怖いおじさんだって、無敵じゃないってこと、
イケナイことするとがっつりおしおきされちゃうってこと。
その身をもって子供たちに示すその勇姿、
それこそが、アランさん、なのです。




