表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/22

18 VS


「調子はいかが」


 サイノも元気そうでなにより。


 そういえば、あの時の銃持ちのヤツって、どうだったの。



「魔素消去弾が厄介」


 へえ、アイツも魔素障壁を消してきたんだ。



「様々な種類の弾種や攻撃方法、参考になった」


 さすがは複合型アサルトライフルもどき。



「魔素反射系の障壁で囲ったら自滅」


 はい、お疲れさまでした。


 闘いに連れ回しちゃってごめんね。



「今後は早めに倒して、サイリにべったりしないと」


 頼りない兄で、申し訳ない。



「それが妹のお役目」


 これからもよろしくね。



「一件落着のお祝いに、添い寝、予約」


 お待ちしております……




『マスターサイリ、ゾディも予約するでありますっ』


 ゾディもお疲れさまでした。


 あの、気持ち悪い魔法陣男はどうだった。



『身体中の『飛空』魔法陣で、お空をスイスイ、でありましたっ』


 じゃあ『ゾディアック』の『アーツ"酉"』での空中戦だったのかな。


 ちょっと見たかったよ。



『お空での追っかけっこはとっても楽しかったのであります!』


 いいなあ、お空。


『クロッカス』にも増設魔導ブースターとか、お願いしようかな。



『アリシエラ博士の『慣性制御魔導装置』が完成したら、ご一緒にお空でのバトルを楽しみましょう、でありますっ』


 楽しみだね。



『現在開発中の『試作型ミニチュアドール用浮遊飛空艇』も楽しみでありますっ』


 そっか、ちっちゃい3人娘用の乗り物、早く見たいな。



『ちなみに、略称は『シミドーフ』の予定でありますっ』


 がんばれ、アリシエラさん。




 そのアリシエラさんですが、


 僕がケガをしたことに責任を感じており、『クロッカス』の改良に没頭中。



「防御全振りの『クロッカス』をブチ抜かれたのは、技術者の恥」

「必ずや、秘宝の槍ごときに負けない改良を果たして見せましょうっ」



 そう、僕が『収納』に確保していた、おっさんが使っていたあの怪しげな長槍。


 実はアレは、キルヴァニア王国の宝物庫から盗まれた秘宝『八破枝』だったのです。


 あの後、巡回司法官に回収されちゃいましたよ。


 そういえば、あの長槍が謎魔導具じゃなかってたってことは、本当はどれだったのですか?



「そちらはがっちり確保済み、ですよっ」

「『クロッカス』改良が完了次第、分析に着手しますね」

「あちらもかなり興味深い逸品ですよっ」


 謎魔導具の『鑑定』阻害はめっちゃ厄介でしたからね。



「いえ、あの謎魔導具のスゴいところは、隠密性、いや、隠蔽性なのですっ」


 確かに、どれが謎魔導具なのか全く分かりませんでしたよ。



「激しいバトルでも最後まで持ち主に寄り添う健気な追従性」

「『鑑定』の達人である"若仙人"サイリさんの目をもあざむいた素晴らしい隠密性」

「まさに次世代を担う逸品なのでありますっ」


 それほどとは。


 で、結局何だったのですか、謎魔導具。



「ヅラ、です!」


 ヅラ……



 確かに、あのめっちゃハゲしいバトルでもズレず、


 全力疾走からすっ転んでも外れず、


 最後までバレなかった、自然な……



 って、違うでしょっ。


 謎魔導具ならではの謎機能とか、


 もっと調べなきゃいけないことが。



「いえいえ、謎魔導具としての謎っぷり以上に」

「アレには世界を変えてしまうほどの可能性があるのですっ」

「まさに、ヅラの革命!」



 レボリューションなヅラ……



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ