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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ゆるい短編

きっとそれは運命でした

作者: 閑古鳥

きっときっとそれは運命でした



強くて美しくて英雄のようなあなた

私をここから連れ出してくれたあなた

一目見た時に好きになりました

あなたも同じだと言いました

土塊のような肌の私

老人のような髪の私

鬼のような瞳の私

愛されるはずもない私を愛してくれました

それが許されないとわかっていたのでしょう

だからあなたは私を遠ざけた

私が悪意で壊れないように

私が哀しみの渦に溺れないように

でもそんなこと気にもならなかったのに

あなたさえ居ればよかったのに

私を愛したあなたは

私を護るために手を汚しました

私が幸せになれる世界を作るために

世界を敵に回しました

そしてあなたは死にました

私が幸せになれるのはあなたの隣だけだと

それを知らずに死にました

だから私はあなたに言いに行きます

「私が幸せになれるのは

あなたと一緒に居る時なのよ」と

ただそれを言いに

今からあなたへ会いに行きます

その時はどうか笑って迎えに来てください


あなたの笑顔が



一番大好きなんですから





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