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1話続きを少し。
登り切るタイミングで千切れたチェーンを見る駆は、途方に暮れていた。
チェーンが切れてしまうぐらいの自分の格好に。惰性に惰性を重ねた自分自身の生活に。家までもう一山ある、その事実に。
「このままじゃ、ダメだな」…ポツリと呟いた駆は、正直目に涙を浮かべながらギリギリ36インチのジーンズをパンパンにしながら家路についた。
自転車、体型、生活。駆には思うことがたくさんあり、まずはどれから手を付けようか考える。
自転車、
体型、
生活。
体型、それはイコールで生活だ。