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超短編集(笑)

〔漫才〕もしも願いが叶うなら、一週間を五日にして

作者: M
掲載日:2026/06/08

筒込(つつこみ):ツッコミ担当。長めで説明臭いツッコミをする。

木瓜(ぼけ):ボケ担当。あやしい関西弁でボケる。

筒込「どんな願いごとでも一つ叶うなら、どんなことをお願いする?」


木瓜「どんな願いごとでも?」


筒込「そう。どんなことでも一つだけ。」


木瓜「俺は、こういう質問が来た時のために、もう答えを決めてあんねん。」


筒込「ほう。聞こうか。」


木瓜「一週間を五日にしてほしい。」


筒込「は?」


木瓜「一週間を五日にしてほしい!」


筒込「いやいや、二回言わんくてもいい、聞こえてるから。普通そう言うときは、金持ちになりたいとか、めちゃくちゃモテたいとかだろ。俺は使い切れないくらいのお金が欲しいな。」


木瓜「いや、一週間五日がいい。」


筒込「なんでよ?」


木瓜「一週間が長すぎるねん。月曜から金曜まで五日も連続で働くのが辛いんや。」


筒込「そのあと土日で二日間休めるじゃんか。」


木瓜「三日働いたらしんどい。そこから二日の休みが欲しい。人間、三連勤ぐらいが丁度いいねん」


筒込「休み過ぎじゃない?」


木瓜「日本人は働き過ぎや。もっと休みを増やして消費に回した方が経済的にもええねん。」


筒込「日本全体のことを考えた願いだったか。金持ちになりたいとか、自分のことしか考えてなかった自分が恥ずかしい。」


木瓜「ドヤァ」


筒込「ドヤ顔すんなって。あ、じゃあじゃあ、週休三日にしてって願いにしたら良いじゃん。一週間を五日にするよりも休みの量が増える ()し。」


木瓜「いや、絶対に一週間五日の方が良い。」


筒込「なんで、そこまでこだわる?」


木瓜「一週間が五日だと、毎年同じ日が同じ曜日になんねん。」


筒込「一年は三百六十五日だから、五で割り切れるのか。曜日がズレなくなるんだな。そんなことだけなら、休みが増えた方が良いじゃん。週休三日の方が良いでしょ。」


木瓜「そんなことだけ……やて? 毎年曜日が同じってのは、とても重要なことなんやで! 世界的な諸問題が解決するかもしれん。」


筒込「そこまでか? カレンダーが毎年一緒になってしまうから、カレンダーや手帳の業界が大打撃を受けるくらいしか思いつかないが……」


木瓜「毎年、曜日に合わせてスケジュールを引き直す仕事が要らんくなるねん。年末年始、盆、GW、毎年長さが変わってくる。去年はあった秋のシルバーウィークが今年はない。それだけやないでっ!」


筒込「熱量すごいな。何かあったんか?」


木瓜「給料日が後倒しになったり、引き落とし日がずれ込んだり!」


筒込「お金関係で何かあったんだな。」


木瓜「一週間が五日になれば、スケジュールにかかるコストがなくなって、そこから起きるミスもなくなるんや!」


筒込「でも、四年に一回、閏年あるじゃん。そこでどうしても曜日がズレるだろ。」


木瓜「それは考えてある。『閏』って曜日を作れば良い。二月二十九日は毎回、閏曜日。」


筒込「ほお。でも、それって願いごと二つにならね? 一週間五日と閏曜日追加と。」


木瓜「じゃあ、引き落とし日を気にしなくても生活できる、遊んで暮らせるくらいのお金が欲しい。」


筒込「結局、金かよ。いい加減にしろ!」


木瓜・筒込「ありがとうございました。」

※休みの量が増える

 一週5日週休2日:365日÷5日×2日=146日

 一週7日週休3日:365日÷7日×3日≒156日

 週休3日の方が、10日ほど休みが多い



三連勤ぐらいが丁度いいと思ったら、★っとお願いします。

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