〔漫才〕もしも願いが叶うなら、一週間を五日にして
筒込:ツッコミ担当。長めで説明臭いツッコミをする。
木瓜:ボケ担当。あやしい関西弁でボケる。
筒込「どんな願いごとでも一つ叶うなら、どんなことをお願いする?」
木瓜「どんな願いごとでも?」
筒込「そう。どんなことでも一つだけ。」
木瓜「俺は、こういう質問が来た時のために、もう答えを決めてあんねん。」
筒込「ほう。聞こうか。」
木瓜「一週間を五日にしてほしい。」
筒込「は?」
木瓜「一週間を五日にしてほしい!」
筒込「いやいや、二回言わんくてもいい、聞こえてるから。普通そう言うときは、金持ちになりたいとか、めちゃくちゃモテたいとかだろ。俺は使い切れないくらいのお金が欲しいな。」
木瓜「いや、一週間五日がいい。」
筒込「なんでよ?」
木瓜「一週間が長すぎるねん。月曜から金曜まで五日も連続で働くのが辛いんや。」
筒込「そのあと土日で二日間休めるじゃんか。」
木瓜「三日働いたらしんどい。そこから二日の休みが欲しい。人間、三連勤ぐらいが丁度いいねん」
筒込「休み過ぎじゃない?」
木瓜「日本人は働き過ぎや。もっと休みを増やして消費に回した方が経済的にもええねん。」
筒込「日本全体のことを考えた願いだったか。金持ちになりたいとか、自分のことしか考えてなかった自分が恥ずかしい。」
木瓜「ドヤァ」
筒込「ドヤ顔すんなって。あ、じゃあじゃあ、週休三日にしてって願いにしたら良いじゃん。一週間を五日にするよりも休みの量が増える し。」
木瓜「いや、絶対に一週間五日の方が良い。」
筒込「なんで、そこまでこだわる?」
木瓜「一週間が五日だと、毎年同じ日が同じ曜日になんねん。」
筒込「一年は三百六十五日だから、五で割り切れるのか。曜日がズレなくなるんだな。そんなことだけなら、休みが増えた方が良いじゃん。週休三日の方が良いでしょ。」
木瓜「そんなことだけ……やて? 毎年曜日が同じってのは、とても重要なことなんやで! 世界的な諸問題が解決するかもしれん。」
筒込「そこまでか? カレンダーが毎年一緒になってしまうから、カレンダーや手帳の業界が大打撃を受けるくらいしか思いつかないが……」
木瓜「毎年、曜日に合わせてスケジュールを引き直す仕事が要らんくなるねん。年末年始、盆、GW、毎年長さが変わってくる。去年はあった秋のシルバーウィークが今年はない。それだけやないでっ!」
筒込「熱量すごいな。何かあったんか?」
木瓜「給料日が後倒しになったり、引き落とし日がずれ込んだり!」
筒込「お金関係で何かあったんだな。」
木瓜「一週間が五日になれば、スケジュールにかかるコストがなくなって、そこから起きるミスもなくなるんや!」
筒込「でも、四年に一回、閏年あるじゃん。そこでどうしても曜日がズレるだろ。」
木瓜「それは考えてある。『閏』って曜日を作れば良い。二月二十九日は毎回、閏曜日。」
筒込「ほお。でも、それって願いごと二つにならね? 一週間五日と閏曜日追加と。」
木瓜「じゃあ、引き落とし日を気にしなくても生活できる、遊んで暮らせるくらいのお金が欲しい。」
筒込「結局、金かよ。いい加減にしろ!」
木瓜・筒込「ありがとうございました。」
※休みの量が増える
一週5日週休2日:365日÷5日×2日=146日
一週7日週休3日:365日÷7日×3日≒156日
週休3日の方が、10日ほど休みが多い
三連勤ぐらいが丁度いいと思ったら、★っとお願いします。




