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5 対魔獣部隊のピンバッジを返却して以来の連隊長室

よろしくお願いします

 私が始業時に補修部員の中で一番最後に自分の席に着くのはいつものことだ。

 私は魔法騎士を辞めてからも毎朝軽い鍛錬を続けている。

 その朝もいつも通りぎりぎりまで演習場で走り込み、剣の打ち込みをして補修部に向かった。


 補修部の入り口前に着き、始業時間に間に合ったことに安堵しながらドアの取っ手に手をかけた瞬間だった。


 補修部の部屋からドカーンというもの凄い音と共に取っ手からビリビリと痺れが伝わってきた。

 咄嗟に手を引いたが補修部のみんなはこの時間にはみんな揃っているはずだ。


 「みんな、大丈夫ですか!何が起きたんですか」

 私は離したドアの取っ手を再び握り力いっぱい開けた。

 

 焦げた床に焦げたにおい。煙もたゆんでいる。

 雷が落ちたのだ。

 

 見たことのない有様に私はドアの取っ手に手に掛けたまま茫然としてしまった。


 「うっ、ううう!」ヴェルが蹲うずくまり両手で頭を抱えている。

 「ヴェル、大丈夫ですか。一旦落ち着きましょう。ゆっくり息を吐いて・・・吸って・・」

 ガリカ師匠はヴェルを宥めている。


 「お、アルセラ、おはよう。雷だよ、ヴェルの。初めて見た、驚いたー・・しかしすごい威力だな」

 エレクシさんはわりと余裕で、驚きよりもどちらかというとその威力に感心している。


 「アルセラさん、おはようございます。何者かがここに侵入してヴェルの聖域を犯したようです。各自何か荒されたところとか異変がないか調べてください」

 「は、はい」ガリカ師匠の言葉で固まっていた体を動かした。

 

 どうやらヴェルが昨晩退勤してから今朝出勤するまでの間にヴェルの聖域を荒らした侵入者がいるようだ。

 

 今朝、聖域を荒らされたと察知したヴェルが瞬間的に雷魔法を放ったということだった。


 それにしても威力がすごい。これがもし自在にコントロール出来たら魔獣の討伐もかなり成果を上げられる。ユリウスを抜いて対魔獣部隊で一番手になれるくらいかもしれない。ヴェルが絶対に討伐に向かない性格なのがちょっともったいないくらいだ。


 ガリカ師匠の指示で自分の作業スペースを確認する。


 「どう?アルセラ、何か無くなっている物とかあった?俺は特に無くなったものは、なさそうだな」

 

 「えー、そうですね。確かに引き出しを開けた形跡はあるみたいですが、私も何も無くなってはいません」

 机上の道具や書類などは特に昨日と変わりはない。引き出しが一度開けられ中を捌くられたような痕跡があるが、言われなければ気がつかない程度の変化だ。中身も予備の文房具と予備の着替えとタオルくらいで元々大した物は入ってない。


 「俺もアルセラも被害はなさそうです。何が目的ですかねぇ?」

 何か悪いことを企んでいるようなにやついたエレクシさんがガリカ師匠に報告する。


 「目的はまだはっきり断言はできないですね。私のスペースも問題はありません。ヴェルでなければ侵入者が来たことも分からないレベルです。でも、まあ何かを探しているのは確かなようです」 


 「このタイミングってことは、アレですかね」

 「ええ、たぶんアレでしょうかね。だとしたらだいたい犯人がわかってしまいますけどね」

 「どうします?思い切って直接現物見せてあげちゃいますか?それでなきゃまた侵入されて荒らされでもしたら大変ですよ、我々が。ヴェルが荒れますもん」


 「うぅ!」


 「わっ、すみません!ヴェルヘルミーナさん、軽い冗談です!ちょっと調子に乗ってました、睨まないでください。明日おやつ差し入れしますから」

 ヴェルが眼光鋭いままひとつ頷いた。エレクシさん、口は災いの元だと思う。


 

 翌日エレクシさんから部員全員にプリンの差し入れがあった。

 午後のティータイムに出されたプリンを食べ終わった頃、私とガリカ師匠に連隊長からの呼び出しがかかった。





 対魔獣部隊のピンバッジを返却して以来約4ヶ月ぶりの連隊長室だ。

 私たちが入室すると隣の応接室に通された。


 そこには革張りの椅子に座った連隊長、対魔獣総隊長、セレンティア装具補修部長がいる。

 さらに部屋の壁際には連隊副部長、反対側の壁際にはカイが立っている。


 錚々そうそうたる顔ぶれに一瞬足が止まる。


 面々の前には広いテーブルがある。椅子も並んでいるが座っているのは3名のみだ。

 私たちの進んだ先には直立のまま前方を見つめいるユリウスとカリーナ、それから以前までカリーナのバディだったロバートの姿があった。


 私はユリウスの隣に立つよう誘導された。

 ガリカ師匠は私とは離れ、部屋の隅に立っているカイルの横に立つ。


 私が並んだ直後、連隊副部長が口を開いた。


 「これで全員揃ったな。では只今より4ヶ月前の討伐の際起きた魔法騎士アルセラ・メッツァ負傷事案についての査問会を開く」


 私はあらましをガリカ師匠から道すがら聞いていた。


 昨日の落雷騒動は直ちに上層部に報告され、私はその後にガリカ師匠に討伐の際の詳しい聴取を受けた。

 どうやらユリウスやカリーナ、ロバートも同様に対魔獣部隊の上司に事情を聞かれたらしい。

 その結果。

 私が負傷した討伐の際、私とカリーナの装具が入れ替わっていた可能性が高いこと。

 昨日、補修部に忍び込んだ者は証拠隠滅の為ボロボロの状態で見つかったカリーナの装具を持ち出そうとしたこと。

 それらがユリウス、カリーナ主導で行われたこと。

 などがわかったそうだ。


 それらをこれから関係者が一堂に集められ査問会が開かれるという訳である。


 「まず、こちらが討伐現場近くの救護院で見つかったカリーナ魔法騎士の装具です」


 セレンティア部長の指示で机にボロボロの装具をカイが置く。このボロボロの装具は証拠品として補修部ではなく上層部が厳重に管理していた。


 「カリーナ、自分の物で間違いないな」


 対魔獣部隊のフェザン総隊長がカリーナに確認を取る。


 「はい、間違いありません」


 カリーナは顔面蒼白のまま、それでもはっきりと答える。


 「アルセラの本来の装具はすでにカリーナから提出を受けている。なぜ取り換えるような真似をした」

 フェザン総隊長の低い声が部屋に響く。


 「っ、当時、緊急招集で武装具管理棟に赴いた時にはすでに私の装具はなく、アルセラ先輩の物が私のロッカーに置いてありました。時間も差し迫っていたためそのまま装着し出動しました」


 「ロバート、当時のバディはお前だ。装具点検の時気が付かなかったのか」


 「は、はい。いえ、あの気が付きました。しかし時間もなくカリーナからも問題なく使いこなせるからと言われ納得してしましました」


 「アルセラ、貴様がカリーナの物を先に装着したんだ。気が付かなかったのか」


 「申し訳ありません。気が付きませんでした」


 「ユリウス、貴様はどうだ。装具点検で気が付かなったのか」


 「私も気が付きませんでした。装具も汚れていたため見た目は分からず、アルセラからも違和感を訴えられなかったので」


 「それと、アルセラが怪我をした際、なぜ付けていた装具を討伐先の村に置いてきた?」

 

 「私がアルセラを村の救護室に運び込んだ際は身に着けていたと思います。その後のことは感知しておりません」


 「それで、昨日補修部に忍び込んだのはなぜだ、ユリウス」


 「それは、・・装具が取り違いになっていたことをアルセラが負傷してからカリーナから聞いてました。最近になり破損したカリーナの装具が発見されたと聞き、装具点検の怠惰が発覚することを恐れ、保管してあるだろう補修部に侵入しました。反省しております」


 ダンッとフェザン総隊長のこぶしが机をたたく。


 カリーナは小さく、ロバートはわかりやすく体が揺れる。


 「なぜ、取り違えがわかった時点で報告せんのだ!貴様ら揃いも揃って何年対魔獣にいる!

 対魔法部隊の装具の特異性を理解してないのか!どれだけ雑に扱ってやがる!

 しかも報告しなかったでけでなく、自分の怠惰をごまかそうと証拠品を隠蔽しようとするなどガキの所業だ。いやガキでもやらんわ。ガキに失礼だ、ガキに謝れ!

 装具点検は基本中の基本だ。自らの体、強いてはバディの、部隊全体の、もっと大きく言えば国全体の命を守ってんだぞ」


 こんな状況でなければツッコミどころもあるフェザン総隊長の怒号が響く。



 「その件に関して武装具補修部の長であるわらわからも申し上げたいことがある」


 セレンティア部長が発言の許可を求め、体を正した。


 「(すうぅ) ふざけるでないわ!! コホン、コホン」


 セレンティア部長の今まで聞いたことのない大声で叫んだ。

 「大丈夫ですか、お嬢様」「大丈夫じゃ、大声を出し慣れておらぬだけじゃ」

 カイルがすかさずそばに近づこうとするがセレンティア部長が制する。 


 「王立騎士団の魔法騎士や騎士は、実戦が出来ぬ我々一般国民にとって生命を守る頼みの綱であり希望の星じゃ。

 我々補修部は今まで、その希望の星である対魔獣部隊や国境警備隊の騎士たち一人一人が決して武装具が原因で体を痛めぬよう、一つ一つの武装具を全身全霊で整備、補修してまいったつもりじゃ。

 アルセラの怪我を聞いた時、部員たちがどれほどの衝撃を受けたか。皆、責任を感じ、しばらく食事が喉を通らなんだわ。なあ?ガリカ」


 ガリカ師匠が軽く頭を下げる。 


 「それを正しく装具を扱わず、気づかなかっただの気づいておっただのと。

 挙句取り返しの付かない惨事を引き起こした。

 我らの想いが全く汲み取られておらず、これほど軽んじられておったとは、ただただ口惜しいわ」

 最後は扇で顔を隠されてしまい、表情は見えなくなった。だが、その声は震えていた。


 「申し訳ありません・・」


 私は一言を絞り出すのが精いっぱいだった。他の3人も俯きカリーナは涙を堪えて体が震えている。


 第三騎士団北部連隊長が満を持して口を開いた。

 「今回前途ある騎士の道を失ったアルセラも一歩間違えば命そのものを失っていた可能性もある。

 命を課しておる現場で基本的な動作を怠ることがどれほど危険なことか肝に銘じろ!

 こんなたるんだ心持ちで任務を続けておれば、またいつ誰が負傷もしくは死してもおかしくない。

 ここにいるお前たちは魔法騎士としての実力、実績、日頃の鍛錬どれも他の見本となるほど称賛に値するものだ。

 だが、それが己のみの力で成し得た功績と過信したか。思い違いも甚だしい!

 武装具の管理、メンテナンスをする者、食事を通して体作りや体調を管理する者、魔獣の監視をする者、馬の世話をする者、官舎などを管理し体力回復をサポートする者など多くの者たちに支えられ、ようやくお前たち騎士が前線で戦えておられるのだ。

 その者たちが託す騎士への思いをしっかり胸に刻み、常に敬意と感謝を決して忘れてはならん!

 騎士を退いたアルセラも含め、報告、装具点検を怠った職務違反だ。

 処罰を言い渡す。

 ユリウス、カリーナ、ロバート、アルセラ4名は始末書提出、1ヶ月の謹慎、半年間の減俸だ。

 だが、対魔獣部隊は少数だ。1ヶ月の謹慎に変え1ヶ月間のトイレとシャワー室の清掃とする。アルセラも武装具管理棟のトイレ清掃をするように。

 尚、責任を取る名目で魔法騎士を辞する事は許可しない。責任は任務で取ってもらう。だが2度はない。心得よ!以上だ」


 「始末書は明後日朝8:00までに直属の上司まで提出しなさい。これにて査問会を閉じます。解散」

 連隊副部長の言葉で皆、順に退室が始まった。



 廊下に出た途端、前を歩いていたカリーナが倒れ込んだ。

 涙で顔がぐちゃぐちゃになっている。


 私は、補修部に戻るガリカ師匠に許可を得てカリーナを連れて談話室に入った。


 談話室は個室になっており、簡易な椅子とテーブルが置いてある。

 「カリーナ、大丈夫?お水、飲める?」

 その場で泣き崩れるカリーナ。

 

 「先輩、ごめんなさい、本当にごめんなさい。私、私取り消しのつかないことをしてしまった、のに、ずっと先輩に謝りもせず今回のことがなかったら、私、一生、何も言わなっ、かったかも、しれなくて・・」

 泣き過ぎて息が絶え絶えになってしまっているカリーナを宥める。


 泣いていたがしばらくして落ち着きを取り戻したカリーナを椅子に座れらせ、私も近くに椅子を持ってきて座る。


 「カリーナ、私も同じだよ。気が付かなかったんだよ。正直、装具を丁寧に扱う気持ちが足りなかった。初めて支給された時はあんなにうれしかったのに。

 任務に就き続けけるうち、心のどこかに慣れとか自分の力に奢りとかもあった。もし、あのまま傲慢に任務を続けていたらいつか本当に死んでしまっていたかもしれない。今回のことは女神さまがそんな私に罰を与え、一度立ち止まらせて下さったんだと思う。カリーナだけが悪いわけじゃないよ。

 そうだ、カリーナ今日はもう任務シフト入ってないんでしょ。この後私の仕事が終わったら飲みに行かない?いつものパインコーン亭でもう少し話そう」


 カリーナは頷き、私も駐屯地本部から補修部のある武装具管理棟に向かった。



 補修部には終業時間前には戻ることができた。


 私がどんな顔でエレクシさんやガリカ師匠やヴェルに会えばいいか思い悩み、ドアの前で躊躇していると後ろからカイルが「入らないなら一旦どけ」とぶっきらぼうに声をかけてきた。


 「いえ、入ります。あ、セレンティア様・・」

 セレンティア様は王都に帰る前に補修部に顔を出したとの事だった。


 セレンティア様に道を譲りカイルに続いて私も補修部に入りドアを閉め、一旦、直立の姿勢をとる。


 「みなさん、私が迂闊かつ、武装具に対しての不誠実な扱いをしたせいで大変ご迷惑とご心労をおかけしてしまい本当に申し訳ありませんでした。重ねて、謝罪も大変遅くなり申し訳ありませんでした」

 私は改めてみんなの前で深々と頭を下げた。


 転属して以来一度も謝罪することもなく、さも私だけが被害者だと自分のことばかりでみんなに慰められるばかりだった。 


 セレンティア様、ガリカ師匠、ヴェル、エレクシさんが私の言葉を聞き、それぞれが無言で思いをめぐらせている。


 沈黙をやぶったのはセレンティア様だった。

 「アルセラ、謝罪を受け入れる。それでひとつ頼みがあるがいいか」


 「はい。何なりと」


 セレンティア様が顔を真っ赤にして伏し目がちに頼みを言われた。

 「うむ、その。ほらよくあるであろう、騎士が主に誓う儀式。それをしてくれまいか・・?」


 後ろに控えていたカイルも含めすべての部員がセレンティア様を一斉に注目した。


 「・・・御意」


 私は一瞬思考が止まったものの、理解が追い付き顔に熱が集まる。


 「・・でも私はやったことないので、どのようにすればいいかわからないのですが」


 「跪いて、セレンティア様の手をそっと取り、”この身一生、セレンティア様に忠誠を誓います”と宣誓して手の甲に口づけをするんだ」


 「エレクシさん詳しいですね」


 「ああ、うん。前職で見る機会もあったからな。さ、セレンティア様がお待ちだ」


 「はい」


 私はセレンティア様の前まで進み出て跪いた。

 セレンティア様が浮かした右手をそっと取り宣誓した。

 「この身一生、セレンティア様に忠誠を誓います」手の甲に口づけをする。


 「う、うむ、許す」見上げると、セレンティア様は赤い顔で何かを耐えるようにプルプル震えたまま小さくうなずいていた。


 カイルがセレンティア様の後ろからに何だか悔しそうな顔で見降ろしてきた。ホントにこの人私に当たりが強い。


 「はう。わらわの夢だったのじゃ。照れるの。ふふふ。マントも着けてもらえばよかったかのう」

 セレンティア様は左手を自分の頬に当て、右手の甲をかざして見つめながらうっそりと微笑みを浮かべている。


 エレクシさんがカイルの横まで来て、肩にポンと手を置いて何やら話しかけている。

 「カイル、そんな顔するなよ。セレンティア様はアルセラの魔法騎士の頃の大ファンだったんだ。お前が張り合ってもしようがないだろ」

 「ふん。わかっている。しかし数年前までは私の風魔法をセレンティア様は大層喜んでいただいておったのに」

 「ねー、それがアルセラの凱旋パレードを見たから、すっかりアルセラ、アルセラになったもんな」

 「くっ、私の方が長くセレンティア様のおそばにおるのに」

 「でも、お前もアルセラを意識して髪伸ばしてんだろ。得意の風魔法で凪かせればかっこいいもんな、ニヒヒヒ」

 「なにを!エレクシ、お前、少し口を慎め」「図星かよ」


  

 「あの二人は魔法学校騎士科で同期だったそうですよ」

 「ガリカ師匠」

 「アルセラさん、謝罪を受け入れます。あなたがこれまで真っすぐに行動してきたことを理解していますから」

 「ゆるす」ヴェルの声が聞こえた。


 「ヴェルっ、ガリカ師匠ありがとうございます。ヴェルの言葉、初めて聞けた」

 何だか泣けてきた。


 「ヴェルさんは話せないわけじゃないのですよ。ただ頭で考えた言いたい言葉が発せられるまでに時間がかかり過ぎてタイミングを逃すことが多すぎて、あまり口を開かなくなっただけです」

 ヴェルがガリカ師匠の横でこくこくと頷く。


 「俺は初めからアルセラのことわかっていたから」

 「おやエレクシさん、転属当初ずいぶんアルセラに冷たく当たってませんでしたか?」

 「そ、そうでしたっけ?ちょっとお腹でも空いてたんじゃないですかねー、俺、空腹だと機嫌が悪くなるから・・」


 「ああ、わかります。私もお腹が空くと口も開きたくなくなりますもん」

 

 「・・だよな。空腹は良くないよな。あ、そうだ、どう?アルセラ今日仕事終わったら二人でパインコーン亭にでも行かない?」

  エレクシさんが誘ってくれたが、 

 「あ、すみません。今夜は先約があって、また行きましょう」


 「あ、そうなんだ、先約がふーん。・・・ちなみに誰?」

 そんな悲し気に上目遣いで聞かれましても・・。


ありがとうございました!

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