カレンダー
今日はカレンダー(暦)について述べます
カレンダーは大きく2つに分けられています。太陽の動きに合わせている太陽暦と月の動きに合わせている太陰暦です
今、日本で使われているのは太陽暦の一種のグレゴリオ暦です(今はだいたいの国で採用されている)
グレゴリオ暦は4年に1回2月が29日になりますが、あとはだいたい同じなのでカレンダーが作りやすいという特徴があります(厳密に言うともう少しありますがその辺はあまり気にしてないです)
日本でグレゴリオ暦が使われるようになったのは1873年(明治6年)1月1日
うーんと、一月とか良く使いますが、一月と言うのは新月が新月まで(途中に満月がある)と言うことで1日は必ず新月(朔)で15日は必ず満月です。太陰暦ではこれしかないので正月(1月1日)の位置がどんどんずれていきます
太陰暦のみを使っているのはイスラム諸国(主に砂漠のあたり)で、正月の位置がずれても全然困らない地域です
グレゴリオ暦以前に日本が使っていたのは太陽太陰暦というやつで今は廃止されていますが実は今も使われています
ひと月は1日が新月で15日が満月じゃないと月がわかりにくいです。また農業を行う場合、田植えの時期とかは太陽暦じゃないとわかりにくい。で、両方使っているのが太陽太陰暦になります
元々は中国の物で中国では農暦という名前で今も使っています。春節(正月休み)が2月の上旬にあるやつです
中国と日本では厳密にいうと季節などが少しずれています。それで日本独自のカレンダーを作ったのが旧暦になります
そのあたりが、いつなのかは旧暦で検索すれば調べられます
ざっくりした話はだいたいそんな感じですが、
年賀状を書くとき、「新春明けましておめでとうございます」とか「迎春」とか書くじゃないですか?
1月1日は真冬なのになんで春を使うのだろう。という疑問をずっと持っていました
要はグレゴリオ暦には季節感は全くないんですよね。数字で区切っただけなので
旧暦が今も使われているというのは二十四節気とか六曜とか、カレンダーの日付部分に漢字で書いてあるやつ。あれが旧暦です
ほんとは廃止済なので使うのは違法だと思うのですが、使わないと色々不都合があるので黙認されているみたいです
旧暦の話ですが1月は大の月が30日、小の月が29日で1年を12月にすると1年は約365日なのでかなり余ります
余った分を何年かに1回閏月として挿入します。カレンダーというのは実は太陽・月・地球の動きを表したものです。それぞれはそれぞれ勝手に動いているので無理矢理相関を持たせたのがカレンダーです
うるう月が何月に入るかはて天体観測の結果決まるので何月にうるう月が来るかは素人にはわかりません
実際、暦は白い表紙の本が本屋で9月から10月くらいに売り出されています。それを買えばカレンダーが分かりますが、よく使われていたのは大小暦だったようです。1月小2月大〜とか月とその大小だけ書かれた物。普通の家だとこれでだいたいOKです
それで旧暦に関して2033年問題というのがあります
一言で言うと、2033年は9月と10月が設定出来ない。と言うやつです。詳しく知りたい方は2023年問題で検索して国立天文台の記事を読むと良いです
私が思うに誰か権威のある方が決めてこれにします。と言えば完全では無いですが、そのやり方に全員従うと思います。決めないとバラバラなので問題が残ります
六曜も決められないので火葬場なども休みにくくなるのではと思います(今は友引休み)
国立天文台は廃止した暦なので関係ないと言っていますが、国立天文台が決めなかったら誰が決めるのだろうと思ってしまいます