等価交換
弱肉強食と対比されるのが等価交換だと思っています。
荒川弘さんの○の錬金術師に登場する等価交換ですが、○の錬金術師だと難しすぎて今一つわからなかったのですが、要は100円のものを100円で買うということです。
明治維新後、欧米諸国では契約という概念で物事が進んでおり、日本では契約の概念が無かったので遅れている。という感じだったと思います。
これは、日本では契約の概念が無かったのではなく、契約する必要が無かったということだったと思っています。等価交換、100円のものを100円で買う場合、今でもスーパーとかコンビニで買い物をする場合、いちいち契約はしないです。まあ、こんな感じの取引だと契約は不要です。
なんで契約が必要になったかというと日本で100円で売っているものを10円で買う。そんな感じの契約を作ると以降100円の物を10円で買い続けることができます。そういう不平等なことを固定化させるために契約があったのだと思っています。
この辺りについて少し追加すると、無人販売所というのが日本にはあります。私の知っているのは道端にプラスチックの袋に入れた野菜がいくつか置いてあり一袋100円とか書いてあり料金箱が置いてあるやつです。
日本だと野菜が欲しい人は料金を料金箱に入れ野菜を一袋持って行く。という感じでお店は成立しますが、欧米だと弱肉強食なので、最初に見つけた人が根こそぎ持って行って終了になります。(俺の物が落ちていた回収しておこう)
スーパーとかコンビニだと日本でも欧米でも一見等価交換に見えますが、自分の持ち物が勝手に売られていると思っている人が結構多いです。なので万引きは無くならないです。
欧米だと災害が起こった際、スーパーやドラッグストアが襲われることが、凄く多いですが、これも自分の物が勝手に売られている店があり、災害で警察などが忙しくなっていて、捜査することが凄く難しい、と考えると自分の物を回収しようと考える人が凄く増え、結局根こそぎ持って行く。
そんな感じで結構わかりやすいです。
日本でも万引きは結構います。盗癖という場合もありますが、自分の物を回収すると考えると、なかなか無くならないです。