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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

火縄銃脅迫!人力車部員の逆襲!

作者: 旭 与五郎

断言します。ここに書かれた行為はれっきとしたセクハラです。

今は昔、只野といふ、人力車を引く者ありけり。只野に妻あり、こよなく愛せり。谷岡は只野の上司たり。このなりはひ、をのこのみにておこなふこといにしへよりのならはしなりければ、をなごを前にしては言ふも憚らるる宴会多かりけり。只野のつねづね曰く「我げひにあらず。これのみなむ、真実を伝えまほしかりし」と。

卯月の夜、なりはひの終りてのち、谷岡、只野の免許手形を取り上げて曰く「返さまほしくば、我のジンルルァに従はむ」と。

谷岡のつねづねより通ひし地下室に従へば、谷岡の曰く「Leck mich im Arsch」と。只野、怒りて曰く

「さすること、何ぞ安全運転に繋がらんや。何ぞ地理を覚ゆることに繋がらんや。何ぞ足腰を鍛ふることに繋がらんや。もし我貧弱にして、腕立てせよと仰せば、やむごとなし。腕立てしてより重き人力車を引かば、職務効率向上なり。されど、Leck dich im Arschすること、何ぞ職務上の合理性あらんや。我げひにあらず、妻あれば、何ぞ離婚の危機を犯す、意味なきよしなしごとをせんや。」と

只野、火縄銃をひやうど放ちて去りにけり。

公務員の、親睦会費を使ひて木屋場倉へ行くこと、谷岡に同じ。背苦腹になむありける。

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