話の途中で余談:その頃、ティモシーは
同じ地下でも振動が違った。
R-フェース・ナジャ解放戦線ダーク・グリーンの負傷者&ロドリゲス博士の発掘隊がいる地下の小部屋は、ナパーム弾が炸裂した「人型の岩」にほど近い。
激しく突き下ろすような衝撃が、小部屋を大きく揺るがした!
ズズーーーン!!!
「うわぁ?!」
横たわっていた負傷達が一斉に飛び起き、発掘隊の面々が驚き怯え悲鳴を上げた。
「な、なんだ今の振動は?!」
右肩を負傷しぐったりしていたデリクもガバッと跳ね起きた。
不吉な予感に狼狽える彼は、左腕でしっかり抱えていたモノへの注意を怠り、油断した。
「ウキャーーーッッッ!!!」
ナムのTシャツで簀巻きにされていたはずのティモシーが、怒りの声を張り上げた!
もがき暴れて何とか自由を取り戻した子ザルはデリクの顎に狙いを定め、ドロップキックをお見舞いした!
ぼこっ!!!
「・・・ぉご!?」
近距離から喰らう強烈な蹴りに、デリクが仰け反りぶっ倒れた。
そんな彼に見向きもせずに、ティモシーは一目散に逃げ出した!
「あっ!?おい待てサル!今外へ出るのは危険だぞ?!」
親切な誰かが叫んだが、そんな事はティモシーにもわかっていた。
わかっている。わかっているけど・・・ラモスに、会いたい!!!
ティモシーは一度も振り返らずに、地下の暗闇を必死で駆けた。
その小さな身体にはまるで悪趣味なマントのように、「ライトストーンをあしらったコバルトブルーの下地にラメ入りピンクのゼブラ柄のTシャツ」が絡みついてるままだった。




