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第三十話 地のダンジョン入口(プロット案)

三人称神視点と、会話控え目で凝縮されたストーリーテリング。

これはもしかしたら、神話を語るための文体なのでは……。


だとしたら今私が感じている苛立ちは、

内容と文体がチグハクな現在の冗長冗漫なライトノベル文体への、

不満および批判なのではないだろうか?


・ダンジョンはどうやら、6人パーティーでないと、

 入れないようだ。パーティーは隊列を確認する。


  前衛:M、アマテラス、アンノ

  後衛:ミコン、幼女、まりも

  待機:R


 Rはなぜ自分が待機なのかと不満を述べたが、

 ヘルペットの説明で納得し、地上で待機する

 ことになった。Rはパーティーから外れ、

 パーティーチャットにも参加できない状態となった。


・6人編成となり、Mらが第一の門をくぐると、

 部屋の中央には一体の怪物の像が置かれており、

 どこからか声がした。

 「合言葉を示せ」


・Mらは部屋の隅々まで調べたが、何も見つからない。

 「そうだ、ダンテが『神曲』に書いたあの詩……」

 

・「この門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」

 Mが唱えるも、何も起こらない。

 手掛かりのないMらは、一回外に出ようとするが、

 門はびくともしない。

 チート技を使って壁を破壊しようとするも傷一つつかない。

 途方に暮れるMら。


・その頃Rは、切り立った岩場でレベル上げをしていた。

 変身スキル「クシナダ」を使い、クシナダ姫に変身すると、

 動物を手なずけることが出来る。

 その経験がわずかではあるが、Rの経験値をアップさせるのだ。

 『クシナダ』とは『くしび』を『なだめる』の意。

 戦わずして戦闘の決着をつけるという、

 心優しい(?)Rには打って付けのスキルであった。


  ※作者註

『クシナダ』の解釈には諸説あり。

    中でも、『くしび』を『なだめる』という

    解釈は、作者独自のものです。


・Rは何レベルかアップし、バフスキル「オオゲツ」をゲット。

 「オオゲツ」は、その技をかけられた者の小腹を満たし、

 VIT(生命力)の回復を行うという、ちょっと微妙なスキルだ。


・レベルアップに飽きてきたRは、

 こっそりと門をくぐり、ダンジョンに入った。

 パーティーの人数には6人までという制限はあるものの、

 別パーティーとして行動すれば、問題ないと気づいたのだ。

 こうして門をくぐったRは、

 次の部屋でMとアマテラスが大ゲンカをしているのを見て驚く。


・Mから合言葉のことを聞いたRは、

 ニャルの記憶から読み取った、ある言葉を唱えてみる。

 人間が発しているとは思えない、不気味な言葉。

 その意味は、「宇宙の果てのさらに向こうに存在する、

 偉大なる者を讃えよ!」、である。

 言葉が発された瞬間、正面の壁が揺らめき、

 隠し扉が開き、地下に向かう階段が現れた。

 漂う邪悪なオーラ。


・Rはさっき覚えてた「オオゲツ」を使った。

 疲れ切っていたM達の 生命力が回復された。

 ちなみに『オオゲツ』というのは『多い』+

 『げ(食事)』という意味。「ツ」格助詞。


・先に進もうとするRに、ヘルペットがメンバーの

 再編を進言するが、Rはそれをあっさり却下する。

 しかしMが反対し、Rとアマテラスにチームを組ませる。


 チームR:Rとアマテラス

 チームM:Mとアンノとミコン姫とまりもと幼女


 Rとアマテラスが、階段を慎重に降りていった。

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