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失った思い出  作者: ういもと
第2章 奈穂の物語
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22話 踏み出す一歩

翌日、起きた私は普段通り、真輝と朝食を食べていたところ、少し遅れて久美子さんが起きてきた。


「おはよ」


「おはよございます」


挨拶をして久美子さんも座り、いつもと変わらない朝が流れる。


「じゃあ、バイト行ってくるね」


真輝がいつも通り、バイトに向かった。


それを待っていたのか久美子さんの雰囲気が変わった。


「ねえ、奈穂、やっぱり、きちんとお父さんと話してみない?」


「……」


久美子さんの提案に賛成も否定もできなかった。


いつかはちゃんとお父さんと話さないといけないと分かっていた。


しかし話すことが怖かった。


その矛盾の感情に閉じ込められていた。


「話さないと何も分からないよ」


「……」


「いまから行かない?」


私は小さく頷き立ち上がった。

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